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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.0 説明書

5.3.1 リスナーの起動確認

DBチェック、リカバリーおよびリストアを実行するには、ターゲットデータベース接続用の静的サービス構成のリスナーが起動している必要があります。
ターゲットデータベース接続用リスナーの起動状態を確認し、起動されていない場合は起動します。
以下に、リスナーの起動確認と、リスナーの起動手順の例を示します。

参照

リスナーの詳細については、「Oracle Net Services 管理者ガイド」を参照してください。

  1. Oracleインストールユーザーでログインします

    データベースサーバにOracleインストールユーザーでログインします。
    ほかのユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、Oracleインストールユーザーに変更しても構いません。

  2. リスナーの起動状態を確認します

    以下のコマンドで、リスナーの起動状態を確認します。

    $ lsnrctl status listener_name<Enter>

    listener_name : ターゲットデータベース接続用リスナー名

    リスナーの起動状態を確認

    $ lsnrctl status LISTENER_ORA10G1
    
    LSNRCTL for Solaris: Version 10.2.0.4.0 - Production on 28-11月-2008 19:48:43
    
    Copyright (c) 1991, 2007, Oracle.  All rights reserved. 
    
      :
    (省略)
      :
    
    サービスのサマリー... 
    サービス"ora10g_rmfo"には、1件のインスタンスがあります。
    インスタンス"ora10g1"、状態UNKNOWNには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... コマンドは正常に終了しました。
  3. リスナーが起動されていない場合は起動します

    リスナーが起動されていない場合は起動します。

    $ lsnrctl start listener_name<Enter>

    listener_name : ターゲットデータベース接続用リスナー名

    注意

    クラスタソフトウェアで管理されたリスナーなどを使用している場合は、リスナーの起動方法が異なる場合があります。その場合は、各クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。

    リスナーの起動

    $ lsnrctl status LISTENER_ORA10G1
    
    
    LSNRCTL for Solaris: Version 10.2.0.4.0 - Production on 11-12月-2008 14:03:47
    
    Copyright (c) 1991, 2007, Oracle.  All rights reserved. 
    
     (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=dbsrv1)(PORT=1525)))に接続中
    TNS-12541: TNS: リスナーがありません。
     TNS-12560: TNS: プロトコル・アダプタ・エラー
      TNS-00511: リスナーがありません。
       Solaris Error: 146: Connection refused
    $
    $ lsnrctl start LISTENER_ORA10G1
    
    LSNRCTL for Solaris: Version 10.2.0.4.0 - Production on 11-12月-2008 14:04:08
    
    Copyright (c) 1991, 2007, Oracle.  All rights reserved. 
    
    /u01/app/oracle/product/10.2.0/db/bin/tnslsnrを起動しています。お待ちください... 
    
      :
    (省略)
      :
    
    リスニングしています: (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=dbsrv1)(PORT=1525))) 
    
     (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST= dbsrv1)(PORT=1525)))に接続中
    
      :
    (省略)
      :
    
    リスニング・エンドポイントのサマリー... 
      (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST= dbsrv1)(PORT=1525))) 
    サービスのサマリー... 
    サービス"ora10g_rmfo"には、1件のインスタンスがあります。
      インスタンス"ora10g1"、状態UNKNOWNには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... 
    コマンドは正常に終了しました。
  4. データベースに接続できることを確認します

    以下のコマンドで、ターゲットデータベースに接続できることを確認します。

    $ tnsping connet_string<Enter>

    connet_string : ネットサービス名

    ターゲットデータベースの接続確認

    $ id
    uid=2000(oracle) gid=501(dba) 
    $ tnsping ora10g_rmfo
    
    TNS Ping Utility for Solaris: Version 10.2.0.4.0 - Production on 11-12月-2008 14:14:37
    
    Copyright (c) 1997,  2007, Oracle.  All rights reserved. 
    
    パラメータ・ファイルを使用しました: 
    
    
    エイリアスを解決するためにTNSNAMESアダプタを使用しました。
    Attempting to contact (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)
    (HOST = dbsrv1)(PORT = 1525)))(CONNECT_DATA = (SERVER = DEDICATED) (INSTANCE_NAME
     = ora10g1))) 
    OK (0ミリ秒)