オンラインバックアップ機能を実行するには、実行ノードで、ターゲットデータベース接続用の静的サービス構成のリスナーが起動している必要があります。
ターゲットデータベース接続用リスナーの起動状態を確認し、起動されていない場合は起動します。
以下に、リスナーの起動確認と、リスナーの起動手順の例を示します。
参照
リスナーの詳細については、「Oracle Net Services 管理者ガイド」を参照してください。
Oracleインストールユーザーでログインします
データベースサーバにOracleインストールユーザーでログインします。
ほかのユーザーでログイン後、suコマンドを実行し、Oracleインストールユーザーに変更しても構いません。
リスナーの起動状態を確認します
以下のコマンドで、リスナーの起動状態を確認します。
$ lsnrctl status listener_name<Enter> |
listener_name : ターゲットデータベース接続用リスナー名
例
リスナーの起動状態を確認
$ lsnrctl status LISTENER_ORA10G1 LSNRCTL for Solaris: Version 10.2.0.4.0 - Production on 28-11月-2008 19:48:43 Copyright (c) 1991, 2007, Oracle. All rights reserved. : (省略) : サービスのサマリー... サービス"ora10g_rmfo"には、1件のインスタンスがあります。
インスタンス"ora10g1"、状態UNKNOWNには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... コマンドは正常に終了しました。
リスナーが起動されていない場合は起動します
リスナーが起動されていない場合は起動します。
$ lsnrctl start listener_name<Enter> |
listener_name : ターゲットデータベース接続用リスナー名
注意
クラスタソフトウェアで管理されたリスナーなどを使用している場合は、リスナーの起動方法が異なる場合があります。その場合は、各クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
例
リスナーの起動
$ lsnrctl status LISTENER_ORA10G1 LSNRCTL for Solaris: Version 10.2.0.4.0 - Production on 11-12月-2008 14:03:47 Copyright (c) 1991, 2007, Oracle. All rights reserved. (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=dbsrv1)(PORT=1525)))に接続中 TNS-12541: TNS: リスナーがありません。 TNS-12560: TNS: プロトコル・アダプタ・エラー TNS-00511: リスナーがありません。 Solaris Error: 146: Connection refused $ $ lsnrctl start LISTENER_ORA10G1 LSNRCTL for Solaris: Version 10.2.0.4.0 - Production on 11-12月-2008 14:04:08 Copyright (c) 1991, 2007, Oracle. All rights reserved. /u01/app/oracle/product/10.2.0/db/bin/tnslsnrを起動しています。お待ちください... : (省略) : リスニングしています: (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=dbsrv1)(PORT=1525))) (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST= dbsrv1)(PORT=1525)))に接続中 : (省略) : リスニング・エンドポイントのサマリー... (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST= dbsrv1)(PORT=1525))) サービスのサマリー... サービス"ora10g_rmfo"には、1件のインスタンスがあります。 インスタンス"ora10g1"、状態UNKNOWNには、このサービスに対する1件のハンドラがあります... コマンドは正常に終了しました。
データベースに接続できることを確認します
以下のコマンドで、ターゲットデータベースに接続できることを確認します。
$ tnsping connet_string<Enter> |
connet_string : ネットサービス名
例
ターゲットデータベースの接続確認
$ id uid=2000(oracle) gid=501(dba) $ tnsping ora10g_rmfo TNS Ping Utility for Solaris: Version 10.2.0.4.0 - Production on 11-12月-2008 14:14:37 Copyright (c) 1997, 2007, Oracle. All rights reserved. パラメータ・ファイルを使用しました: エイリアスを解決するためにTNSNAMESアダプタを使用しました。 Attempting to contact (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP) (HOST = dbsrv1)(PORT = 1525)))(CONNECT_DATA = (SERVER = DEDICATED) (INSTANCE_NAME = ora10g1))) OK (0ミリ秒)