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ETERNUS SFRecovery Manager for Oracle 14.0 説明書

3.6.1 基本情報ファイル

データベースサーバおよびターゲットデータベースについての基本的な情報を指定する環境設定ファイルを「基本情報ファイル」と呼びます。

注意

クラスタ構成の環境では、環境設定ファイルを直接作成・編集することはできませんので、クラスタ構成の場合の環境設定ファイルに関する説明は省略してあります。

基本情報ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。

installdir/conf/confname/rmfo_system.ini

installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名

基本情報ファイルには、1行につき1つのパラメーターを指定します。

各行は、パラメーター名とパラメーターを「=(等号)」で区切って、以下の形式で指定します。

パラメーター名=パラメーター値

基本情報ファイルに設定するパラメーターを、以下に示します。

パラメーター名

説明

パラメーター値

DB_NAME

データベース名

ターゲットデータベースのデータベース名を指定してください。
設定可能な文字は、半角英数字と一部の記号(「_」、「#」、「$」)で、開始文字は英字である必要があります。最大長は8文字です。

ORA_VL

Oracle Version

ターゲットデータベースのOracle Versionを、以下の1桁の数値で指定してください。(※1)

  • 3 : 10.2.0

  • 4 : 11.1.0

ORA_E

Oracle Edition

ターゲットデータベースのOracle Editionを、以下の数値で指定してください。(※2)

  • 1 : Standard Edition

  • 2 : Enterprise Edition

ORACLE_HOME

ORACLE_HOME

ターゲットデータベースのORACLE_HOMEを絶対パスで指定してください。
指定可能な文字は、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」、「\」、「'」および空白を除く、半角文字です。
最大長は256文字です。
“/”からはじまる値を指定してください。
パスの最後に「/」を入れないでください。
パスの中に「//」を含まないでください。

CON_STR

ネットサービス名

Net Servicesを経由してターゲットデータベースに接続する際のネットサービス名を指定してください。
設定可能な文字は、半角英数字と一部の記号(「_」)で、開始文字は半角英字である必要があります。
最大長は、64文字です。

DB_TYPE

データベース運用形態

ターゲットデータベースの運用形態を、以下の数値で指定してください。

  • 1 : シングル

NODE_CNT

ノード数

「1」を指定してください。

ORA_OWN

Oracleインストールユーザー

ターゲットデータベースのOracleインストールユーザーを指定してください。
指定可能な文字は、空白を除く半角文字で、開始文字は半角英字である必要があります。
最大長は8文字です。
オペレーティングシステムの命名規約に準拠したユーザー名を指定してください。

ORA_GRP

Oracleインストールグループ

ターゲットデータベースのOracleインストールグループを指定してください。
指定可能な文字は、空白を除く半角文字で、開始文字は半角英字である必要があります。
最大長は8文字です。
オペレーティングシステムの命名規約に準拠したグループ名を指定してください。

CRS_HOME

Oracle Clusterwareホーム

設定する必要はありませんので、空文字を指定してください。
パラメーター名と「=」は省略できません。

(※1) 「1」および「2」は未使用の番号です。指定しないでください。

(※2) Oracle EditionがStandard Edition Oneの場合は、「1」のStandard Editionを選択してください。

注意

  • すべてのパラメーター名を記載してください。パラメーター値を省略する場合も、“パラメーター名=”まで記載してください。

  • CRS_HOME以外は、必ずすべてのパラメーター値を設定してください。

  • 「=」(等号)の前後に、空白およびタブを入れないでください。

参照

ネットサービス名については、「Oracle Net Services 管理者ガイド」を参照してください。