データベースサーバおよびターゲットデータベースについての基本的な情報を指定する環境設定ファイルを「基本情報ファイル」と呼びます。
注意
クラスタ構成の環境では、環境設定ファイルを直接作成・編集することはできませんので、クラスタ構成の場合の環境設定ファイルに関する説明は省略してあります。
基本情報ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。
installdir/conf/confname/rmfo_system.ini |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
基本情報ファイルには、1行につき1つのパラメーターを指定します。
各行は、パラメーター名とパラメーターを「=(等号)」で区切って、以下の形式で指定します。
パラメーター名=パラメーター値 |
基本情報ファイルに設定するパラメーターを、以下に示します。
パラメーター名 | 説明 | パラメーター値 |
DB_NAME | データベース名 | ターゲットデータベースのデータベース名を指定してください。 |
ORA_VL | Oracle Version | ターゲットデータベースのOracle Versionを、以下の1桁の数値で指定してください。(※1)
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ORA_E | Oracle Edition | ターゲットデータベースのOracle Editionを、以下の数値で指定してください。(※2)
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ORACLE_HOME | ORACLE_HOME | ターゲットデータベースのORACLE_HOMEを絶対パスで指定してください。 |
CON_STR | ネットサービス名 | Net Servicesを経由してターゲットデータベースに接続する際のネットサービス名を指定してください。 |
DB_TYPE | データベース運用形態 | ターゲットデータベースの運用形態を、以下の数値で指定してください。
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NODE_CNT | ノード数 | 「1」を指定してください。 |
ORA_OWN | Oracleインストールユーザー | ターゲットデータベースのOracleインストールユーザーを指定してください。 |
ORA_GRP | Oracleインストールグループ | ターゲットデータベースのOracleインストールグループを指定してください。 |
CRS_HOME | Oracle Clusterwareホーム | 設定する必要はありませんので、空文字を指定してください。 |
(※1) 「1」および「2」は未使用の番号です。指定しないでください。
(※2) Oracle EditionがStandard Edition Oneの場合は、「1」のStandard Editionを選択してください。
注意
すべてのパラメーター名を記載してください。パラメーター値を省略する場合も、“パラメーター名=”まで記載してください。
CRS_HOME以外は、必ずすべてのパラメーター値を設定してください。
「=」(等号)の前後に、空白およびタブを入れないでください。
参照
ネットサービス名については、「Oracle Net Services 管理者ガイド」を参照してください。