本書の目的
本書は、ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle(以降、“Recovery Manager for Oracle”と略します)の使用方法について説明しています。
Recovery Manager for Oracleは、富士通株式会社が提供する、Oracleデータベースのバックアップおよびリカバリーを行うソフトウェア製品です。
本書の読者
本書は、Recovery Manager for Oracleを使用してOracleデータベースの管理を行うシステム管理者を対象としています。
本書を読むためには、以下の知識が必要です。
Solaris OSに関する基本的な知識
Oracleデータベースの管理を行うための知識
本書は、読者に、Solaris OS、および、Oracleのデータベースに関する知識があることを前提としていますので、一部の用語については説明を省いています。
本書の構成
本書は、以下の構成となっています。
Recovery Manager for Oracleの概要について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのインストール、環境変数の設定およびアンインストールについて説明しています。
Recovery Manager for Oracleでオンラインバックアップ・リカバリー運用(オンライン運用)を行うための運用環境設定について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのオンラインバックアップ機能について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのリカバリー機能について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのカスタムリカバリー機能について説明しています。
Recovery Manager for Oracleでオフラインバックアップ・リストア運用(オフライン運用)を行うための運用環境設定について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのオフラインバックアップ機能について説明しています。
Recovery Manager for Oracleのオフラインリストア機能について説明しています。
Recovery Manager for Oracleが提供するコマンドについて説明しています。
Recovery Manager for Oracleの実行ログついて説明しています。
Recovery Manager for Oracleの留意事項について説明しています。
Recovery Manager for Oracleが出力するメッセージについて説明しています。
Recovery Manager for Oracleのエディション間の機能差について説明しています。
Recovery Manager for Oracleが運用する上で必要となるディスク資源配置について説明しています。
Recovery Manager for Oracleで使用する環境設定ファイルの作成例です。
Recovery Manager for Oracleの旧バージョンからの変更点、および、障害修正情報について説明しています。
略語表記について
Solaris(TM) Operating Systemを、“Solaris OS”または“Solaris”と略しています。
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional、Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server、Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Serverを、“Windows 2000”と略しています。
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition、Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 for Itanium-based Systemsを、“Windows Server 2003”と略しています。
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional、Microsoft(R) Windows(R) XP Home Editionを、“Windows XP”と略しています。
富士通ストレージシステム ETERNUS ( ETERNUS2000 / ETERNUS3000 / ETERNUS4000 / ETERNUS6000 / ETERNUS8000など)を、“ETERNUS”または“ETERNUSシリーズ”と略しています。
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerを、“AdvancedCopy Manager”または“ACM”と略しています。
PRIMECLUSTER Wizard for Oracleを、“Wizard for Oracle”と略しています。
ETERNUS SF Recovery Manager for Oracleを、“Recovery Manager for Oracle”または“RMfO”と略しています。
Solaris OS上で動作するRecovery Manager for Oracleを、“Solaris版 Recovery Manager for Oracle”または“Solaris版”と略しています。
Windows 2000およびWindows Server 2003で動作するRecovery Manager for Oracleを、“Windows版 Recovery Manager for Oracle”または“Windows版”と略しています。
Recovery Manager for Oracle EEを、“EE版”または“EE”と略しています。
Recovery Manager for Oracle SEを、“SE版”または“SE”と略しています。
商標について
Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、SolarisおよびすべてのSolarisに関連する商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。
UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
Windows、Internet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems,Inc.の商標または登録商標です。
ORACLEおよびOracleは、米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。
Oracle10gおよびOracle11gは、米国Oracle Corporationの商標です。
その他の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
輸出管理規制表記
当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることがあります。特定技術が含まれている場合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供するとき、同法に基づく許可が必要となります。
関連製品のマニュアルについて
本書を読む前に、あらかじめ、以下のマニュアルをお読みください。
Oracle Database
Oracle Database 概要
Oracle Database 管理者ガイド
Oracle Database バックアップおよびリカバリ基礎
Oracle Clusterware および Oracle Real Application Clusters 管理およびデプロイメント・ガイド
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager(アドバンスト・コピー機能を使用する場合)
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書
PRIMECLUSTER(クラスタ構成の場合)
PRIMECLUSTER 導入運用手引書
PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書
PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書
PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書
PRIMECLUSTER Global File Services 説明書
改版履歴
2009年7月 初版
Copyright 2004-2010 FUJITSU LIMITED
変更履歴
追加・変更内容 | 変更箇所 | マニュアルコード |
---|---|---|
HA構成において、Oracle Standard Edition/Oracle Standard Edition Oneをサポートします。 | 第3章 | J2S2-1553-01Z0(01) |
PRIMECLUSTER GDS Snapshot は未サポートです。 | 付録A | |
マルチパスドライバのMPHDドライバは未サポートです(MPLBドライバはサポートします)。 | 第2章 | |
略語表記を修正しました。 | まえがき | |
不要な記述を削除しました。 | 第2章 | |
コールド・スタンバイの構成は未サポートです。 | 第1章 | |
RAC環境でアーカイブログ出力先を多重化する場合の対処について追記しました。 | 付録A | |
RMfOの設定方法と用途に関して、説明を追加しました。 | 第3章 | |
データファイルのRMANバックアップ先において、負荷分散の説明を追記しました。 | 付録D | |
バックアップ方法(ディスクバックアップであること、および、アドバンスト・コピー機能を使用したバックアップおよびオフラインバックアップはスライス単位のコピーであること)について、説明を追記しました。 | 第1章 | |
物理コピー完了待ちの機能について、説明を追記しました。 | 第4章 | |
バックアップ領域の配置について修正しました。 | 付録D | |
RMANバックアップ先の設定方法と用途について説明を追記しました。 | 第3章 | |
シングル環境で、データファイルのRMANバックアップ先に指定可能なバックアップ先の最大数の誤記を修正しました。 | 第3章 | |
Oracle DatabaseのCPU(Critical Patch Updates)のパッチ適用について、説明を追記しました。 | 付録A | |
リカバリーでRESETLOGSが発生した場合の、リカバリー後のオンラインバックアップ初期化について、説明を追記しました。 | 第5章 | |
リカバリ・カタログ・データベースのパスワード変更について追記しました。 | 付録A | |
クラスタ構成でのバックアップ・リカバリー作業で、RAC構成にのみ必要な、前提条件に関する誤記を修正しました。 | 第4章 | J2S2-1553-01Z0(02) |
RAC構成時の実行条件について修正を行いました。 | 第4章 | |
EC同期処理機能の説明について、修正を行いました。 | 第3章 | |
ACM物理コピー完了待ち機能に関する説明について、修正を行いました。 | 第6章 | |
RMfOメッセージのシステム管理者の処置について誤記を修正しました。 | 付録B | |
誤記・脱字を修正しました。 | 第4章 |