Interstage BPM Studio for Systemwalkerでは、例外処理動作を以下のように定義できます。
エラーアクションは、特定エラーの処理を行うと共に、エラーが発生した場合のプロセスインスタンスの動作を決定します。エラー処理を定義しないと、例外がスローされるとすぐにプロセスインスタンスがエラー状態となります。これは、どのようなタイミング(リモートサブプロセスの起動の失敗や、電子メールの送信の失敗)でエラーが発生した場合も同じです。
エラーアクションは、複数のレベルで定義できます。
プロセス定義レベル:
これらのエラーアクションは、エラーが発生したアクティビティにかかわりなく、またエラーの重大度にも関係なく、すべてのエラーで実行されます。プロセス定義レベルで定義されたエラーアクションセットは、プロセスインスタンスがエラー状態になる直前に実行されます。このようなエラーアクションは、プロセスインスタンスの動作には影響しません。プロセス定義レベルのエラーアクションは、たとえば、通知メールの送信やログファイルへの追加情報の書き込みに利用できます。詳細については、「12.10.1 プロセス定義レベルでのエラーアクションの使用」を参照してください。
ノードレベル(Remote Subprocessノードのみ):
このレベルのエラーJava Actionセットは、リモートサブプロセスの起動が失敗した場合にのみ活性化されます。詳細については、「12.10.2 ノードレベルでのエラーアクションの使用」を参照してください。
Java Actionレベル:
このレベルのエラーアクションセットは、「通常の」Java Actionの実行中にエラーが発生すると実行されます。エラーアクションは、エラーアクションと補償アクションを除くすべてのタイプのJava Actionに対して定義できます。Java Actionに対するエラーアクションの割り当てについては、「12.1.7 Java Actionのエラー処理」で説明されています。
一時停止時、再開時、中止時アクション(*時アクション)は、管理者がプロセスインスタンスの実行を一時停止、再開、中止したときの処理に使用できます。たとえば、これらのアクションを使用して、通知メールを送信できます。詳細については、「12.10.3 一時停止時、再開時、中止時アクションの使用方法」を参照してください。