XML文字列のユーザ定義属性への割り当てについて説明します。
前提条件は以下です。
プロセス定義に、XML文字列を格納できるUDAがある。
「UDAにXMLを割当て」Java Actionを使用して、XML文字列を生成し、ユーザ定義属性の値として割り当てることができます。このJava Actionは通常、「XPath式からUDAを割当て」Java ActionおよびWeb Serviceノード(Webサービス呼出し)と共に使用します。これらの構成要素からなるシステムが、Interstage BPMの外部にあるシステムへのデータ転送インタフェースを形成します。
XML文字列をUDAの値として格納する方法について説明します。
[プロパティー]ビューを表示するために、プロセス定義エディタ内の空のスペースをクリック、または、Java Actionを設定するノードを選択します。
[アクションセット]タブを選択します。Java Actionを追加する場所を選択し、[追加]をクリックします。[アクションタイプリスト]ダイアログが表示されます。
[XMLアクション]を展開し、[UDAにXMLを割当て]をダブルクリックします。
[UDAにXMLを割当て]ダイアログで、追加するJava Actionのアクション名とノートを入力します。
[ターゲットUDA]フィールドから、入力されたXML文字列を格納するUDAを選択します。
ドロップダウンリストではSTRING型とXML型のUDAのみ表示されます。
[値]フィールドに、XML文字列を入力します。
図12.27 XML文字列のUDAへの割り当て
上の例では、アクション名を顧客情報として定義します。[値]フィールドのXML文字列をターゲットUDA CustomerDetailsに格納します。
XML文字列では、UDAやJavaScript式を指定する以下のタグを使用できます。
{{Field <UDAName>}}
{{Xml <UDAName>}}
{{Js <JavaScriptExpression>}}
{{JsXml <JavaScriptExpression>}}
これらは、Webサービス呼び出し時の入力パラメータ指定に使用されるものと同じタグです。詳細情報と例については、「12.7.3 Webサービス: SOAP要求メッセージ用の特殊タグ」を参照してください。
[OK]をクリックします。
注意
補償アクションを使用してこのアクションを補償する必要はありません。このアクションによって実行された変更は、Interstage BPM内に限定されており、プロセスインスタンスがエラー状態になった後ロールバックされるからです。補償アクションの詳細については、「12.1.7 Java Actionのエラー処理」を参照してください。