「ユーザにタスクを割当て」Java Actionを使用して、1人または複数のユーザにアクティビティを割り当てることができます。このJava Actionは、Activityノード、Voting Activityノード、またはCompound Activityノードをもつロールアクションとして使用できます。
注意
アクティビティを割り当てることができるのは、そのアクティビティが現在割り当てられているロール内のユーザだけです。別のロールに属するユーザにアクティビティを再割当てする場合は、そのアクティビティのロールの割当てを変更する必要があります。
ユーザにアクティビティを割り当てる方法について説明します。
Activityノード、Voting ActivityノードまたはCompound Activityノードを選択し、[プロパティー]ビューを表示します。
[アクションセット]タブを選択します。 [ロールアクション]タブで[追加]をクリックします。[アクションタイプリスト]ダイアログが表示されます。
[サーバアクション]を展開し、[ユーザにタスクを割当て]をダブルクリックします。
アクティビティを割り当てるユーザを指定します。
ユーザ名の直接入力やユーザ名が格納されているUDAの選択、評価結果がユーザ名になる複合JavaScript式の記述が可能です。詳細については、「12.16 JavaScript式の定義」を参照してください。
注意
UDAの選択で指定する場合は、STRING型のUDAを選択します。STRING型以外のUDAを選択した場合は、Java Action実行時にエラーとなります。
複数のユーザを指定する場合は、カンマを使用してユーザ名を区切ります。以下の図は、その例を示しています。
図12.11 ユーザへのアクティビティの割当て
注意
JavaScript式は、単純なUDA、複合JavaScript式、どちらの場合もアクティビティが現在割り当てられているロール内の1人または複数のユーザに設定する必要があります。
[詳細]タブで、Java Actionのアクション名とノートを入力します。
[OK]をクリックします。
注意
補償アクションを使用してこのアクションを補償する必要はありません。このアクションによって実行された変更は、Interstage BPM内に限定されており、プロセスインスタンスがエラー状態になった後ロールバックされるからです。補償アクションの詳細については、「12.1.7 Java Actionのエラー処理」を参照してください。
注意
ロールアクションの定義によって、このアクティビティは特定のユーザに割当てられます。この場合、アクティビティの担当者の定義は必要ありません。同じ方法でVoting ActivityやCompound Activityを割当てることができます。