SystemwalkerService Catalog Manager V14g 導入ガイド

3.5.4 運用管理クライアントのセットアップ

Systemwalker Service Quality Coordinatorの運用管理クライアントの通信環境のセットアップについて説明します。通信環境のセットアップでは、HTTPの仮想ディレクトリおよび運用管理クライアント基本認証の設定を行います。

参考

通信環境のセットアップの詳細については、Systemwalker Service Quality Coordinatorの“導入手引書”の“第5章 通信環境のセットアップ”を参照してください。

運用管理クライアント基本認証のパスワードの設定

以下のコマンドを使って、<ユーザー名>に対するパスワードを対話形式で設定し、設定したパスワードを指定した<パスワードファイル名>に格納します。-cを指定すると、ユーザーパスワードファイルを新規に作成します。

htpasswd -c <Interstage Application Serverインストールフォルダ>\F3FMihs\servers\FJapache\conf\<パスワードファイル名> <ユーザー名>

環境定義ファイルの編集

1. エディタで、以下のInterstage HTTP Serverの環境定義ファイルを開きます。

   <Interstage Application Serverインストールフォルダ>\F3FMihs\servers\FJapache\conf\httpd.conf

2. 以下の行の先頭の「#」を削除して、CGIを有効にします。

   LoadModule cgi_module "<Interstage Application Serverインストールフォルダ>/F3FMihs/modules/mod_cgi.so"

3. 以下の行をファイルの最後に追加します。

   Alias /SSQC/cgi-bin/js/ "<運用管理クライアントのインストールフォルダ>/www/cgi-bin/js/"
   <Directory "<運用管理クライアントのインストールフォルダ>/www/cgi-bin/js">
       Options None
       AllowOverride None
       Order allow,deny
       Allow from all
   </Directory>
   Alias /SSQC/cgi-bin/image/ "<運用管理クライアントのインストールフォルダ>/www/cgi-bin/image/"
   <Directory "<運用管理クライアントのインストールフォルダ>/www/cgi-bin/image">
       Options None
       AllowOverride None
       Order allow,deny
       Allow from all
   </Directory>
   Alias /SSQC/cgi-bin/style/ "<運用管理クライアントのインストールフォルダ>/www/cgi-bin/style/"
   <Directory "<運用管理クライアントのインストールフォルダ>/www/cgi-bin/style">
       Options None
       AllowOverride None
       Order allow,deny
       Allow from all
   </Directory>
   ScriptAlias /SSQC/cgi-bin/ "<運用管理クライアントのインストールフォルダ>/www/cgi-bin/"
   <Directory "<運用管理クライアントのインストールフォルダ>/www/cgi-bin">
       Options None
       AllowOverride None
       Order allow,deny
       Allow from all
   </Directory>
   Alias /SSQC/ "<運用管理クライアントのインストールフォルダ>/www/"
   <Directory "<運用管理クライアントのインストールフォルダ>/www">
       LoadModule auth_module "<Interstage Application Serverインストールフォルダ>/F3FMihs/modules/mod_auth.so"
       <Files "AdminConsole.html">
          AuthUserFile "<Interstage Application Serverインストールフォルダ>/F3FMihs/servers/FJapache/conf/<パスワードファイル名>"
          AuthName "SQC Console"
          AuthType Basic
          Require valid-user
       </Files>
       Options None
       AllowOverride None
       Order allow,deny
       Allow from all
   </Directory>

Interstage HTTP Serverの再起動

Interstage HTTP Serverが起動中の場合は、[スタート]メニューから[管理ツール]＞[サービス]で「FJapache」サービスを再起動します。

運用管理コンソールの起動の確認

ブラウザで、以下のURLにアクセスして、ユーザー名とパスワードを入力しログインして、運用管理コンソールが起動することを確認します。

http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html