Linkexpress Transactional Replication option説明書 |
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第6部 クラスタシステム | > 第28章 TJNL | > 28.3 クラスタシステム(SafeCLUSTER編) | > 28.3.1 環境設定 | > 28.3.1.8 クラスタシステムの環境作成 |
TRM用の状態遷移プロシジャをリソースとして登録します。
SafeCLUSTER上で動作するTRMでは、状態遷移プロシジャを利用して、TRMの起動や停止を行います。
状態遷移プロシジャの手順は、以下のとおりです。
TRMは状態遷移プロシジャファイルのひな型を提供します。TRM用のひな型は以下のファイルで提供しています。
インストールフォルダ\TRM\sample\TRM001.TRM.bat |
状態遷移プロシジャファイルのひな型は、以下の内容に設定しています。
複数のTRMシステムを使用する場合は、状態遷移プロシジャをTRMシステムごとに用意する必要がありますので、ひな型を複写して使用してください。
なお、状態遷移プロシジャファイル名は以下の規約に従ってください。
TRMシステム名.TRM.bat |
たとえば、TRMシステム名が"TRMSYS01"の場合には、"TRMSYS01.TRM.bat"となります。
また、上記以外の設定でTRMシステムの起動と停止を行う場合は、ひな型の修正が必要です。
以下に、状態遷移プロシジャファイルの修正例を示します。
[TRMシステム名が"TRMABC"の場合]
SET SYSNAME=TRM001 |
[TRM停止を強制停止で行う場合]
net stop %MONSVC_NAME% |
TRM用の状態遷移プロシジャをリソース登録します。状態遷移プロシジャのリソース登録はクラスタ運用設定ビューのアプリケーションリソース設定から行います。登録方法を以下に説明します。
状態遷移プロシジャのリソース情報を設定する場合、"プロセスの再起動回数"を"0"に、"プロセスの再起動間隔(秒)"を"0"に、"プロセスの再起動回数の初期化"を"しない"に設定してください。
"状態遷移プロシジャ情報の設定"では"参照作成(ファイル指定)"を選び、修正を行った状態遷移プロシジャを指定してください。
状態遷移指示タイミングは以下のとおり設定してください。
START_RUN |
AFTER、CUTOFF/BUILDIN |
START_WAIT |
AFTER |
STOP_RUN |
BEFORE |
STOP_WAIT |
BEFORE |
FAIL_RUN |
BEFORE |
FAIL_WAIT |
BEFORE |
登録した状態遷移プロシジャをクラスタサービスにリソース登録します。リソースクラスにはApplicationを指定します。
状態遷移プロシジャのリソース登録の詳細については、SafeCLUSTERの導入運用ガイドを参照してください。
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