Symfoware Server Mirroring Controller コマンドリファレンス |
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第2章 Mirroring Controllerコマンド |
rdbbcmap -- 資源識別子の抽出、登録、表示および資源名の表示
rdbbcmap -E -p RLP名 資源識別子抽出ファイル名
rdbbcmap -R -p RLP名 資源識別子抽出ファイル名
rdbbcmap -V -p RLP名
rdbbcmap -Ni -r 資源識別子
rdbbcmap -Ns -r 資源識別子
Mirroring Controllerの対象とする資源に対して、正系ノードから資源識別子の抽出および副系ノードへの登録を行います。また、副系ノードに登録した資源識別子の表示および正系ノードでの識別子に対応する資源名の表示を行います。
本コマンドは、Mirroring Controllerのセットアップまたは運用開始後に対象資源を追加する場合に利用します。
-E資源識別子を資源識別子抽出ファイルに出力します。
RDBシステムに定義されているすべてのDSIまたは順序が対象になります。
-R資源識別子の登録を行います。
-V資源識別子が登録されている資源の一覧をRLP単位で表示します。
-Ni資源識別子からDSI名を取得し、表示します。
-Ns資源識別子から順序名を取得し、表示します。
-p RLP名処理対象のRLP名を指定します。
-r 資源識別子資源名を取得する資源識別子を指定します。
資源識別子抽出ファイル名DBミラーリングシステムの運用の対象資源名と正系ノードの資源識別子の対応関係を出力する資源識別子抽出ファイル名を255バイト以内の絶対パス名で指定します。
$ rdbbcmap -V -p rlp001 RDBII rdbbcmap DATE:2007/10/05 TIME:11/56/28 RLP name : rlp001 (1) Resource kind : DSI (2) (3) (4) (5) No. Dsi name own system other system 1 在庫管理DB.TB_DSI 0000006500000006 AS 0000006500000006 Resource kind : Sequence (2) (6) (4) (5) No. Sequence name own system other system 1 在庫管理DB.STOCKS.SEQ01 000000650000000c AS 000000650000000c 2 在庫管理DB.STOCKS.SEQ02 000000650000000d AS 000000650000000d 3 在庫管理DB.STOCKS.SEQ03 000000650000000e AS 000000650000000e rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00
(1) RLP名 (2) 資源種別 DSI : DSI Sequence: 順序 (3) DSI名 -Rオプションにより登録された資源識別子に対応する表のDSI名 (4) 自ノードの資源識別子 (5) 相手ノードの資源識別子 (6) 順序名 -Rオプションにより登録された資源識別子に対応する順序名
$ rdbbcmap -Ni -r 0000006500000006 RDBII rdbbcmap DATE:2007/10/05 TIME:11/58/41 Resource identify : 0000006500000006 (1) Resource kind : DSI (2) Resource name : 在庫管理DB.TB_DSI (3) rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00(1) 資源識別子 (2) 資源種別 DSI:DSI SEQUENCE:順序 (3) DSI名
$ rdbbcmap -Ns -r 000000650000000c RDBII rdbbcmap DATE:2007/10/05 TIME:11/59/49 Resource identify : 000000650000000c (1) Resource kind : Sequence (2) Resource name : 在庫管理DB.STOCKS.SEQ01 (3) rdb: INFO: qdg20210i:rdbbcmapが正常終了しました 復帰コード 00(1) 資源識別子 (2) 資源種別 DSI :DSI SEQUENCE:順序 (3) 順序名
例rlp001に属する資源識別子を抽出し、/home/backup/identify.datに出力します。rdbbcmap -E -p rlp001 /home/backup/identify.dat
以下の終了ステータスが返されます。
0:正常終了
0以外:異常終了
資源識別子に対応するDSI名の表示および資源識別子に対応する順序名の表示は、副系ノードでRERUNログ反映処理が異常となったRLPに対応する正系ノードのロググループが存在するRDBシステムで実施する必要があります。
資源識別子を抽出する場合、事前に抽出対象のデータベースの資源が正系ノードに定義されていなければなりません。
資源識別子を登録する場合、資源識別子抽出ファイルに抽出した正系ノードのデータベース資源に対応する資源が副系ノードに定義されていなければなりません。
資源識別子の抽出では、以下を検知した場合、本コマンドは異常終了します。
未サポートの表(格納構造)が対象のロググループに含まれている
一意性制約のない表が対象のロググループに含まれている
資源識別子の登録では、以下を検知した場合、本コマンドは異常終了します。
正系ノードと副系ノードのデータベース定義が異なる
本コマンドは、モニタデーモンの起動状態に関係なく実行可能です。
Symfoware Serverの起動状態による本コマンドの実行可否については、“Symfoware Serverの起動状態ごとの動作一覧”を参照してください。
DBミラーリングサービスの状態による本コマンドの実行可否については、“DBミラーリングサービスの状態ごとの動作一覧”を参照してください。
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