個別パターンとは、1日分の電源投入/切断およびリブートの契機を特定の日だけに定義したパターンのことです。標準のパターンや非標準のパターン以外のパターンでサーバの電源投入/切断およびリブートを行いたい日には、個別パターンを設定します。また、SYSTEM_CALENDARに設定した休日に電源投入/切断およびリブートを行いたい場合も個別パターンを設定します。電源スケジュールの個別パターンは、以下の手順で設定します。
操作手順
[電源制御パターン(個別)]ダイアログボックスの表示
[カレンダの登録]ウィンドウで[日付]ボタンを選択後、右クリックによるポップアップメニューから[個別]を選択します。
個別パターンの作成
[電源制御パターン(個別)]ダイアログボックスを使って、選択した日付の電源制御パターン(電源投入時刻/電源切断時刻/リブート時刻)を作成します。
図3.13 [電源制御パターン(個別)]ダイアログボックス
コンピュータの運転範囲およびリブート時刻をタイムチャートにより設定します。
タイムチャートを編集する時のモードを選択・表示します。
[運転]:
運転範囲を指定できます。
[OFF]:
運転範囲を解除します。リブート時刻が運転範囲内に設定されていた場合は、リブート時刻も同時に解除されます。
[リブート]:
リブート時刻を指定/解除できます。
個別パターンの適用
[OK]ボタンをクリックして、[電源制御パターン(個別)]ダイアログボックスを閉じます。新規に作成した個別パターンが、選択した日付に適用されます。
注意
休日をダブルクリックすると標準のパターンになり、前回設定されていたパターンには戻りません。
休日に対して個別パターンを設定した場合は“休日/個別”となります。逆に、個別パターンの設定されている日付に休日を設定した場合は、個別パターンの設定が解除され、単なる休日となります。
“休日/個別”は電源制御機能以外では、休日の扱いとなります。
個別パターンが設定されている日付部分を1つだけ選択した状態で、ポップアップメニューから[個別]ボタンを選択した場合は、前回設定した個別パターンの情報が[電源制御パターン(個別)]ダイアログボックスに表示されます。情報を変更、設定すると、前回設定されていた個別パターンの情報が上書きされます。
個別パターンが設定されている日付部分を含む複数の日付部分を選択した状態で、ポップアップメニューから[個別]ボタンを選択した場合は、タイムチャートがない状態で[電源制御パターン(個別)]ダイアログボックスが表示されます。個別パターンを設定すると、前回設定されていた個別パターンの情報は上書きされます。