管理ポイントには、次の7つの型があります。
カテゴリ型
範囲型
全値型
マスタ型
時間型
時間テンプレート
カテゴリ型
マスタ型、全値型、定義済みのカテゴリ型管理ポイント、またはデータ項目の値を、グルーピングして作成します。目的・用途に合わせて、カテゴリ(分類の単位)を作成し、その内訳(データ値など)を一覧表から選択するだけで、簡単に新しい管理ポイントを作成することができます。
また、データの一部の桁を使って値をグルーピングした管理ポイントを作成することもできます。この管理ポイントは、マスク型管理ポイントと呼びます。
既存の管理ポイントを編集して、新たなカテゴリ型の管理ポイントを作成すると、管理ポイントの間に階層関係ができます。管理ポイント間の階層関係は、ドリリングやレポート作成時に、Navigatorによって自動的に利用されます。
範囲型
範囲型の管理ポイントは、数値データを任意の間隔や範囲で分割して、作成した管理ポイントです。
範囲型管理ポイントは、データの値を大きさでグルーピングするような場合に利用します。
全値型
全値型の管理ポイントは、データ項目のすべての値を、1つのカテゴリ(分類の単位)とみなす管理ポイントです。
全値型管理ポイントは、データベースの項目をそのままキーにして、分類・集計などを行う場合に利用します。
マスタ型
マスタ型の管理ポイントは、マスタテーブルの各行(レコード)を、1つのカテゴリ(分類の単位)とみなす管理ポイントです。
マスタテーブルがある場合は、対応するマスタ型管理ポイントが必要な場合が多いため、通常は、辞書の管理者によって、共通の管理ポイントとして定義されます。
時間型
時間型の管理ポイントは、時間型のデータ項目を使用して作成した管理ポイントです。時間型のデータ項目とは、辞書の管理者によって、Navigator辞書管理ツールの項目属性の設定で定義した項目です。時間型の管理ポイントは、辞書の管理者によって定義され、共通の辞書に登録されます。時間型の管理ポイントは、問い合わせ・集計の対象となる期間を指定することができます。当月度・当日を基準とした相対的な指定を行う場合、辞書の管理者による当月度・当日の設定値に従って、問い合わせ・集計が行われます。
時間テンプレート
時間テンプレートは、作成したいレポートに合わせて時間軸を作成した管理ポイントです。
時間テンプレートは、年度、期、月度、日といった集計単位を自由に組み合わせて、作成することができます。
また、当月度・当日を基準とした相対的な指定や時間帯を指定することもできます。当月度・当日は、辞書の管理者による設定値に従って、問い合わせ・集計が行われます。当月度・当日は、利用者が問い合わせ時に一時的に変更することができます。
時間帯は、1日を任意の時間ごとに区切ることで、午前、午後や、早朝、深夜といった指定ができます。