ページの先頭行へ戻る
Interstage Navigator Server9.2.0 概説書

2.3.5 情報管理辞書によるエンドユーザ主体の情報活用

管理者が、データの構造やデータの扱い方を情報管理辞書(以降、辞書と呼びます)に定義しておくことにより、エンドユーザは、自分自身の手で、自由自在にデータの情報活用を行うことができます。辞書の詳細については、“第7章 情報管理辞書の基礎知識”を参照してください。
辞書では、以下の内容を管理します。

Navigatorを導入することで、情報活用における情報システム部門の役割が見直され、エンドユーザによる自立した情報活用が可能となります。

Navigatorの導入・運用時の役割は、以下を参考にしてください。

システム管理者

Navigatorの運用全般にわたる管理者であり、データベースの構築・維持を含むシステム全体の管理者です。システム管理者は、通常は、情報システム部門が担当します。

システム管理者は、以下の作業を行います。


辞書の管理者(全社管理者/部門管理者)

辞書の管理者は、辞書の運用形態によって異なります。エンタープライズ辞書運用の場合全社管理者、部門辞書の運用の場合部門管理者になります。

全社管理者は、複数部門の環境を一括して管理する管理者で、通常は情報システム部門が担当します。

部門管理者は、特定部門の環境を管理する管理者で、通常はユーザ部門から選任します。

辞書の管理者は、以下の作業を行います。

一般利用者

ユーザ部門における直接的な利用者であり、Navigatorを使用して、レポートの作成やデータの分析を行います。

開発者

必要に応じて作成する業務用アプリケーションの開発者で、通常は、情報システム部門が担当します。開発者は、以下の作業を行います。