共通メッセージは、“ヘッダ”と“ペイロード”で構成されています。
ヘッダには、ISIを実行するための管理情報を設定します。
ペイロードには、転送したいユーザデータを設定します。(業務データなど)
ISIが処理後に、一般的なWebサービスへデータを渡すときは、ヘッダ部分を取り除き、ペイロードだけを送信します。
ヘッダには以下の情報などを設定します。
ISIで実行する処理の識別子(サービスエンドポイント名)
メディエータファンクションに渡す定数(変換IDなど)
サービス提供側のアドレス(サービスエンドポイント名)
メッセージ識別情報(送信メッセージと受信メッセージの関連付けのための情報)
サービスに渡す情報(ただし、サービスも共通メッセージを扱うことができることが前提)
ヘッダは、サービス利用側アプリケーションやシーケンス実行時に設定され、メディエータファンクションで編集されます。
ペイロードは、履歴をもつことができます。
図A.7 共通メッセージの流れ