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Interstage Service Integrator V9.2.0 解説書

5.9.10 妥当性検証

XMLプロセッサを用いて、入出力されるXML文書の妥当性を検証することができます。

入力XML文書の妥当性検証時

変換処理を行う前の入力XML文書に対して、指定したDTDファイル、またはXML Schemaファイルを用いての妥当性検証(Validation)を行います。入力XML文書が妥当でない(invalid)と検証された場合には、エラーとして終了し、変換処理は行いません。
入力XML文書の妥当性検証を行うには、Formatmanagerクライアントにおける[運用登録]画面で、“入力ファイルの妥当性検証”のチェックボックスをチェックしてください。

出力XML文書の妥当性検証時

変換処理を行ったあとの出力XML文書に対して、指定したDTDファイル、またはXML Schemaファイルを用いての妥当性検証を行います。出力XML文書が妥当でないと検証された場合には、変換処理を行ったあと、警告の処理結果を返して終了します。後続のアプリケーションがある場合には、後続処理へ進むかどうかの判断を利用者が行ってください。
出力XML文書の妥当性検証を行うには、Formatmanagerクライアントにおける[運用登録]画面で、“出力ファイルの妥当性検証”のチェックボックスをチェックしてください。

DTDファイル、XML Schemaファイルについて

妥当性検証に使用するDTDファイル、またはXML Schemaファイルは、フォーマット定義(Formatmanagerクライアントで生成した変換テーブルなど)と同じディレクトリに必要なものをすべて配置してください。
DTDファイルの拡張子は“.dtd”もしくは“.DTD”としてください。XML Schemaファイルの拡張子は“.xsd”もしくは“.XSD”としてください。

DTDファイル、またはXML Schemaファイルの文字コードがUTF-8以外の場合には、DTDファイル、またはXML Schemaファイル内に符号化宣言(encoding宣言)が必要です。指定可能な文字コードは、UTF-8、EUC-JP、シフトJISです。
XML文書内で、DTDファイル、またはXML Schemaファイルの指定が“http://・・・・・”などとURI表記されていても、DTDファイル、またはXML Schemaファイルの取得は行いません。DTDファイル、またはXML Schemaファイルの取得は利用者が行い、“ISI リファレンス”の“運用コマンド”のパス変更コマンドで相対パスに書き換えたものを配置してください。