条件設定、項目設定、計算設定は、主にほかの項目の値を参照して結果を設定(判断)します。参照項目の値は、全桁だけでなく「部分指定」が可能です。
また、設定(出力)する項目でも「部分指定」での出力が可能です。部分指定する際には、属性ごとに扱いが異なる場合や、小数点をまたぐ場合などの考慮が必要です。
以降では、そのルールについて説明します。
参照項目を部分指定するとは、以下のケースのことをいいます。
「条件設定」で、比較する項目(比較項目、および被比較項目)の位置・桁数を変更し、一部分を指定した場合
「計算設定」で、計算式の中で使用する項目の位置・桁数を変更し、一部分を指定した場合
属性 | 指定範囲 | ルール |
---|---|---|
N属性、C属性 | 整数部だけ | 符号なし整数として扱う。 |
小数部だけ | 符号なし整数として扱う。 | |
小数点をまたぐ | 符号なし小数として扱う。 | |
整数部+小数点 | 符号なし整数として扱う。 | |
小数点+小数部 | 符号なし小数として扱う。 | |
9属性 | 整数部だけ | 符号なし整数として扱う。 |
小数部だけ | 符号なし整数として扱う。 | |
小数点をまたぐ | 符号なし小数として扱う。 | |
P属性 | - | 範囲指定不可。 |
B属性 | - | 範囲指定不可。(全桁を符号あり10進数に変換して扱う) |
H属性 | 全桁指定/部分指定とも | 4バイト以下の場合は16進数を10進数変換し、符号なし整数として扱う。 |
X属性、K属性 | 全桁指定/部分指定とも | 内容をそのまま扱う(実際の小数点文字を小数点として扱う) |
出力項目を部分指定するとは、以下のケースのことをいいます。
「計算設定」で、結果を出力する項目の位置・桁数を変更し、一部分を指定した場合
属性 | 指定範囲 | ルール |
---|---|---|
N属性、C属性 | 整数部だけ | 結果の整数部を右詰めで出力。 |
小数部だけ | 結果の整数部を右詰めで出力。 | |
小数点をまたぐ | 結果の絶対値を小数点の位置に合わせて出力。 | |
整数部+小数点 | 結果の整数部を右詰めで出力。小数点は保証。 | |
小数点+小数部 | 結果の小数部を左詰めで出力。小数点は保証。 | |
9属性 | 整数部だけ | 結果の整数部を右詰めで出力。 |
小数部だけ | 結果の整数部を右詰めで出力。 | |
小数点をまたぐ | 結果の絶対値を小数点の位置に合わせて出力。 | |
P属性 | - | 結果を小数点の位置に合わせて符号付きで出力。 |
B属性 | - | 結果の整数部(符号付き)を16進数に変換して出力。 |
H属性 | 全桁指定/部分指定とも | 結果の整数部(絶対値)を16進数に変換して出力。 |
X属性、K属性 | 全桁指定/部分指定とも | 結果を文字列に変換して出力。結果の整数部(符号付き)を文字列に変換して出力。K属性の場合は全角化あり。 |
項目設定の部分指定とは、以下のケースのことをいいます。
「項目設定」で、参照項目・出力項目の位置・桁数を変更し、一部分を指定した場合
すべて、部分指定で指定した値を、そのまま部分指定した範囲に出力します。 |