ページの先頭行へ戻る
Interstage Service Integrator V9.2.0 解説書

5.1.1 一般フォーマット

一般フォーマットとは、1レコードの中に複数の項目がある固定長のフォーマットのことです。各項目に、長さ、属性が決められていて、項目の順番も入れ替わることなく並んでいる必要があります。

図5.1 一般フォーマット

さらに、一般フォーマットは、レコードの中に「集団項目」をもつことができます。集団項目には「繰返し」を定義することができます。

図5.2 集団項目について

上記の場合、項目Cと項目Dが3回順に繰り返しています。項目Cと項目Dをグループ化しており、これを1つの集団項目と呼びます。

登録方法

[一般フォーマット登録]画面で、以下の内容を設定します。

フィールド名、属性、桁数を並び順に定義し、1つの一般フォーマットを「フラットID」で管理します。

図5.3 一般フォーマット

集団項目や繰返しを定義する場合には、以下の内容を設定します。

集団項目として扱う項目の集まりの前後に1行ずつ、開始と終了を表す「集団項目」を定義し、その属性に「集団項目ヘッダ」と「集団項目トレーラ」をそれぞれ指定します。レコード内に複数個の集団項目がある場合の識別のために、集団項目のペア単位に「グループ区分」に同一の値を指定します。また、「グループ繰返数」には、集団項目の繰返し数を指定します。

図5.4 集団項目の登録

項目ごとに「初期値」を設定できます。初期値を設定した場合、出力時に[フォーマット変換設定]画面の[初期値セット]ボタンをクリックすると、自動的に初期値が「項目設定」として設定されます。

図5.5 集団項目登録の例

一般フォーマットの登録方法の詳細は、“FEDIT/FL-TABLE ヘルプ”、および“FEDIT/FL-TABLE チュートリアル”を参照してください。