自システムのログファイルに出力されるアプリケーションのログ(メッセージログ内容を表示した場合の形式)を監視対象にする場合の定義例を説明します。
監視イベントとして“ログファイル監視”を選択した場合、監視対象とするログファイルを[監視ログファイル設定]画面で設定します。
[イベント監視の条件定義]ウィンドウを起動します。
[環境設定]-[監視ログファイル設定]メニューを選択します。
→[監視ログファイル設定]ダイアログボックスが表示されます。
監視ログファイルの設定を以下の内容で登録します。
ラベル名 :LOG-01 …… (a) |
監視ログファイル c:\temp\errlog01.txt に出力されるメッセージのうち、以下のメッセージを監視する場合に、[イベント定義(詳細)]ウィンドウでメッセージを特定する条件の設定例について説明します。
(c) |
メッセージ、ログファイルの対応する項目 | [イベント定義(詳細)]ウィンドウの項目 | メッセージを特定する条件の説明 |
---|---|---|
- | [ホスト名の特定] | [ホスト名]は、インストール時に[自ホスト名取得方法の設定]画面で選択した内容に従って取得した名前です。 |
- | [監視イベント種別の特定] | 発生メッセージの[監視イベント種別]を設定します。ログファイル監視のメッセージの場合、[ログファイル]を設定します。 |
警告 … (b) | [エラー種別の特定] | [監視ログファイル設定]画面で定義した[エラー種別]を設定します。 |
- | [通報番号の特定] | 自コンピュータで発生するメッセージの場合、常に[通報番号]が0なので、特に特定する必要はありません。 |
- | [重要度の特定] | [エラー種別]が[警告]なので、重要度も[警告]になります。 |
LOG-01 … (a) | [ラベルの特定] | [監視ログファイル設定]画面で定義したときのラベル名を設定します。 |
Job error occurred at server. Request is ignored. | [メッセージテキストの特定] | 監視ログファイルに書き込まれたメッセージ内容です。改行コードまでを1つのメッセージと認識します。 |
[監視ログファイル設定]画面で、[ラベル、エラー種別を付加する(A)]のチェックボックスを外した場合は、監視するメッセージにラベル、エラー種別は付加されません。この場合、特定条件の[エラー種別の特定]では、[種別なし]を、特定条件の[ラベルの特定]では、[ラベルなし]を設定してください。
全項目を設定する必要はありません。運用に合わせて必要な項目のみ設定してください。ログファイルに出力されたメッセージの中で、監視対象のメッセージが[Systemwalkerコンソール[監視]]の[監視イベント一覧]に、以下の形式で表示されます。
LOG-01: 警告: Job error occurred at server. Request is ignored. |