既に運用を開始している環境に運用管理サーバ、部門管理サーバまたは業務サーバを追加する場合は、部門管理サーバおよび業務サーバで発生したイベントの通知先システムの設定が必要です。
次の操作により、部門管理サーバ・業務サーバで発生したイベントの通知先システムを設定します。
イベント監視機能をインストールしているクライアントも、同じ操作により、マネージャ2重化運用の監視対象とすることができます。この場合、必ずマネージャ2重化主系サーバが先頭になるように設定してください。
各下位システムでは、イベント通知先システムは最大4個まで登録できます。
ここでは、次の順でイベント通知先の設定方法を説明します。
[通信環境定義]ダイアログボックスの表示
イベント通知先の追加
イベント通知先の更新
イベント通知先の削除
イベントの通知先を変更すると、サービスの再起動を促すメッセージが表示されます。このメッセージに“はい”と答え、システム監視エージェント、アプリケーション管理エージェントを再起動してください。再起動を行わないと、構成情報の変更が有効になりません。
注意
イベント通知先を運用管理サーバに設定した場合
運用管理サーバに対してイベント通知先を設定すると、[Systemwalkerコンソール]上に自システムのノードが自動登録され、ノードプロパティ項目も自動設定されます。
自動設定されるノードプロパティ項目の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“構成情報一覧”の“ノードプロパティ項目”に記載されている“イベント通知”の項目を参照してください。
通知先にDNS名を指定した場合
DNS名を指定した場合、DNSサーバがダウンすると通知先にイベントが通知できず、運用管理サーバで異常が監視できなくなる場合があります。
この場合、DNSサーバには、Systemwalker Centric ManagerをインストールしてDNSサーバを監視対象に含めることをお勧めします。また、運用管理サーバ上でサービス稼働監視スクリプトを実行すると、DNSサーバのDOMAINサービスの稼働状態を監視することができます。サービス稼働監視スクリプトの詳細は、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”の“サービス稼働監視”を参照してください。
[通信環境定義]ダイアログボックスの表示
[スタート]メニューから[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]を選択します。
→[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。
接続先の部門管理サーバ/業務サーバの[ホスト名]、[ユーザ名]、[パスワード]を入力した後、[OK]ボタンをクリックします。
→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。
[通信環境定義]ボタンをクリックします。
→[通信環境定義]ダイアログボックスが表示されます。
→[メッセージ送信先一覧]には、登録されている[メッセージ送信先システム]と[接続方法]が表示されます。[メッセージ送信先システム]は最大4個まで登録できます。
注意
SystemWalker/CentricMGR V4.0 における“mpopconf(通信環境定義コマンド)”による起動方法は本製品において使用できないため、上記手順で呼び出してください。
イベント通知先の追加
[通信環境定義]ダイアログボックスで[追加]ボタンをクリックします。
[メッセージ送信先システム]と[接続方法]を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
サービスの再起動を促すメッセージが表示されますので、[はい]を選択します。
→システム監視エージェント、アプリケーション管理エージェントが再起動されます。再起動を行わないと、情報の変更が有効になりません。
追加した[メッセージ送信先システム]との接続方法が[必要時接続]の場合は、上位システム(追加した[メッセージ送信先システム])のSystemwalker Centric Managerが動作している状態で次のコマンドを実行します。
opaconstat -a |
クラスタ運用している部門管理サーバにおいて待機系の定義を変更した場合、運用系で以下のコマンドを実行します。
opaconstat -a |
イベント通知先の更新
更新対象システムとの現在の接続方法が[必要時接続]の場合は、上位システム(更新する[メッセージ送信先システム])のSystemwalker Centric Managerが動作している状態で次のコマンドを実行します。
opaconstat -d |
[メッセージ送信先一覧]から、更新する[メッセージ送信先システム]を選択します。
[更新]ボタンをクリックします。
→[メッセージ送信先システム設定(更新)]ダイアログボックスが表示されます。
→選択したメッセージ送信先が、[メッセージ送信先システム]および[接続方法]の入力域に表示されています。
必要に応じて、[メッセージ送信先システム]および[接続方法]を変更します。
[OK]ボタンをクリックします。
→[メッセージ送信先システム]が更新されます。
サービスの再起動を促すメッセージが表示されますので、[はい]を選択します。
→システム監視エージェント、アプリケーション管理エージェントが再起動されます。再起動を行わないと、構成情報の変更が有効になりません。
[必要時接続]に変更した場合は、上位システム(変更した[メッセージ送信先システム])のSystemwalker Centric Managerが動作している状態で次のコマンドを実行します。
opaconstat -a |
クラスタ運用している部門管理サーバにおいて待機系の定義を変更した場合、運用系で以下のコマンドを実行します。
opaconstat -a |
イベント通知先の削除
削除する[メッセージ送信先システム]との現在の接続方法が[必要時接続]の場合は、上位システム(削除する[メッセージ送信先システム])のSystemwalker Centric Managerが動作している状態で次のコマンドを実行します。
opaconstat -d |
[メッセージ送信先一覧]から、削除する[メッセージ送信先システム]を選択します。
[削除]ボタンをクリックすると、[メッセージ送信先一覧]で選択したメッセージ送信先が削除されます。
サービスの再起動を促すメッセージが表示されますので、[はい]を選択します。
→システム監視エージェント、アプリケーション管理エージェントが再起動されます。再起動を行わないと、構成情報の変更が有効になりません。
注意
[通信環境定義詳細]ダイアログボックスの[自ホスト名]タブの設定で、[ユーザ指定]を使用する場合は、hostsファイルにホスト名を定義する必要があります。
ユーザ指定のホスト名を使用する場合の詳細については“自ホスト名を変更する”を参照してください。