システム/アプリケーションの稼働状態が、[Systemwalkerコンソール]の[監視マップ]/[監視リスト]に表示されます。[監視マップ]では、背景画像で表示されます。[監視リスト]では、“稼働状態”の項目に表示されます。
[Systemwalkerコンソール[監視]]で、[監視ツリー選択]コンボボックスから監視対象のツリー([ノード一覧]または[ノード管理])を選択します。
ツリーで稼働状況を表示するフォルダを選択します。
→監視マップにオブジェクト(ネットワーク、システム)の状態が表示されます。
[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
→ノードおよびアプリケーションの稼働状況が表示されます。
[表示]メニューから[最新の稼働状態を表示]を選択します。
→業務に所属するアプリケーションの最新の稼働状態が、[監視マップ]や[監視リスト]に徐々に反映されます。
ポイント
ノードの稼働状態を表示するには、稼働状態の監視ポリシーを設定し、ポリシーを配付する必要があります。稼働状態の監視ポリシーは、[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[ノードの監視]-[稼働状態の監視]を選択すると設定できます。
ノードを検索する
[Systemwalkerコンソール[監視]]で、[検索]メニューから[オブジェクトの検索]を選択します。
→[オブジェクト検索]ダイアログボックス表示されます。
以下のプロパティをキーにして、ノードを検索することができます。
[表示名]
[ホスト名]
[IPアドレス]
[MACアドレス]
[監視抑止中ノード]
検索キーとなるプロパティを選択して、検索条件の文字列を入力し、[検索開始]ボタンをクリックします。
→検索条件に一致するノードが“検索結果”一覧に表示されます。
“検索結果”一覧でノードを選択して、[ジャンプ]ボタンをクリックします。
→選択したノードが監視マップ、または監視リスト上に選択状態となって表示されます。
フォルダを検索する
[Systemwalkerコンソール[監視]]で、[検索]メニューから[オブジェクトの検索]を選択します。
→[オブジェクト検索]ダイアログボックス表示されます。
以下のプロパティをキーにして、フォルダを検索することができます。
[表示名]
[サブネットアドレス]
検索キーとなるプロパティを選択して、検索条件の文字列を入力します。
[検索開始]ボタンをクリックします。
→検索条件に一致するフォルダが“検索結果”一覧に表示されます。
“検索結果”一覧でフォルダを選択して、[ジャンプ]ボタンをクリックします。
→選択したフォルダがツリー上に選択状態となって表示されます。
ノード検出時の留意事項
Linuxクラスタシステム(PRIMECLUSTER)を対象として、ノード検出を行った場合、論理インタフェースは検出されません。論理インタフェースの状態については、PRIMECLUSTERのWebコンソールで状態を確認してください。
以下のような被監視対象ノードを監視対象としてノード検出を行った場合、当該ノードの[ノードプロパティ]-[ネットワーク]タブで表示する、“MIB2 SysDesc:”の表示文字列が16進数で表示されたり、一部、正しく表示されない場合があります。
“MIB2 SysDesc:”の表示項目の情報については、対象ノードを選択し、[操作]メニューの[MIB情報の表示]-[システム情報]ウィンドウの“システム詳細”を参照してください。なお、本現象によるネットワーク管理の監視動作には影響はありません。
<被監視対象ノード>
Linuxノードの場合
コード系がSJISコード以外のノードの場合
運用管理サーバまたは部門管理サーバにおいて、被監視ノードに接続する前に自サーバ内で接続を制御するアプリケーションが存在する場合、TCP接続を行うポートを使用しノード検出すると、検出対象セグメント内のすべてのIPアドレスが検出される可能性があります。この場合は制御されているポートでの検出は行わないでください。
例)
ウィルス対策ソフトが運用管理サーバ・部門管理サーバに導入され、電子メールなどの保護機能が動作している場合、検出対象セグメントのすべてのIPアドレスが検出されることがあります。
Linuxサーバを被監視サーバとして使用する場合
LinuxサーバでバンドルされているSNMPエージェント(UCD-snmpまたはNet-snmp)がネットワーク監視のSNMP要求に対し、応答を通知するように設定しておく必要があります。
SNMPエージェントの/etc/snmp/snmpd.confファイルを編集し、SNMPエージェントを再起動してください。snmpd.confファイルの編集方法は、manコマンドを参照してください。
rootでログインします。
/etc/snmp/snmpd.confをバックアップします。
snmpd.confのマニュアルを参照し、/etc/snmp/snmpd.confを編集します。
snmpdを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart
LinuxノードのSNMPエージェントが起動されていても、MIB情報が正しく取得できない場合があります。
Red Hat Linux Advanced Serverでファイアウォール機能を導入している場合
ネットワーク監視のSNMP要求(161/udp)に対し、応答を通知できるように、161/udpを許可するように設定してください。
SNMPエージェントのバージョンレベルが古い場合
Systemwalker上では、以下の機能がSNMPエージェント未起動ノードと同様の監視結果を返すため、本影響が見られる場合は、SNMPエージェントのバージョンを新しいものに変更してください。
(UCD-snmpの場合、4.2.3以上を使用してください。)
[影響のある機能一覧]
MIB情報
ノード検出
稼働状態の監視
MIB監視
LinuxのSNMPエージェントの問題により、以下の機能制限があります。
ノード検出を行った場合、以下のインタフェース情報が[ノードプロパティ]情報に設定されない場合があります。
インタフェース名
MACアドレス
ifType
ifSpeed
被監視サーバが複数インタフェースを持つ場合、稼働状態の監視を行うと、インタフェースの状態にかかわらず、Systemwalkerコンソールにおける表示が[SNMPエージェント動作中かつ一部インタフェースが停止中]となる場合があります。
SPARC Enterprise M3000以降のXSCFのネットワークインタフェースに対してノード検出を行うと、Systemwalkerコンソール上にはLinuxアイコンで登録されます。
なお、省電力情報を表示する場合は、Linuxアイコンのノードを指定し実行してください。
[ノード管理]ツリーでの監視について
稼働状態の監視、およびMIBの監視のポリシーを、[ノード管理]ツリー上で設定して監視を行っている場合は、以下に注意してください。
ポリシー設定時に存在していなかったノードを、ポリシー設定後に[ノード管理]ツリーに追加した場合は、追加したノードに対してポリシーの設定/配付を行う必要があります。フォルダにポリシーを設定していた場合でも、その配下にノードを追加した場合には再度設定が必要です。
監視対象がクラスタの場合
監視対象がクラスタの場合は、物理IPアドレスを代表インタフェースにして監視を行ってください。論理IPアドレスを指定した場合は、監視結果が正常に反映されない場合があります。
停止している状態でもICMP応答を行うノードを監視する場合
OSが停止した状態でもICMP応答を行うような機器を監視する場合、稼働状態の監視はICMP以外のポートを使用して行ってください。
もしくは、Systemwalkerスクリプトによるサービス稼働監視を使用して監視を行ってください。詳しくは、“Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド”の“サービス稼働監視”を参照してください。