IPアドレスとホスト名の割り当ては、hostsファイルまたはDNSなどのネームサーバで行います。
監視対象にクラスタシステムが存在する場合は、そのクラスタシステムを構成するノードが管理するすべてのIPアドレスについて、別々のホスト名を割り当ててください。
ポイント
資源配付をクラスタサービスで運用する場合は、資源配付で使用する論理IPアドレスと論理IPアドレスに割り当てたホスト名をhostsファイルまたはDNSに登録する必要があります。
資源配付をほかのアプリケーションと独立してフェールオーバさせる運用を行う場合は、資源配付専用の論理IPアドレスを用意してください。
パブリックネットワークのIPアドレスに対しては、必ずノードのコンピュータ名をホスト名として割り当ててください。
プライベートネットワークに与えられたIPアドレスには、ホスト名を割り当てる必要はありません。
HACMPを使用する場合【AIX版】
クラスタの各ノードに1つの永続ノードIPラベルを用意してください。永続ノードIPラベルについては、HACMPのマニュアルを参照してください。
hostsファイルを使って、ホスト名を割り当てる場合の例を以下に示します。
例
クラスタシステム(コンピュータ名:unyou1、コンピュータ名:unyou5)
構成するノードが管理するすべてのIPアドレスについて、unyou1からunyou7のホスト名を割り当てます。
パブリックネットワークIPアドレス:1.1.1.1、1.1.1.5
プライベートネットワークIPアドレス:2.2.2.1、2.2.2.2
クラスタシステム(コンピュータ名:bumon1、コンピュータ名:bumon5)
構成するノードが管理するすべてのIPアドレスについて、bumon1からbumon7のホスト名を割り当てます。
パブリックネットワークIPアドレス:3.3.3.1、3.3.3.5
プライベートネットワークIPアドレス:4.4.4.1、4.4.4.2