共有資源用パーティションのデバイス名を設定します。デバイス名、およびマウントポイントの設定は、プライマリおよびセカンダリで行います。
共有ディスクのデバイス名、およびマウントポイントの詳細な設定方法については、各クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
以下に各クラスタソフトウェアでの設定例を示します。
PRIMECLUSTERを使用する場合
Solaris版の場合、共有資源パーティションのエントリを /etc/vfstab に追加します。追加したエントリを /etc/vfstab に複写し、行の先頭に#RMS#を追加します。
Linux版の場合、共有資源パーティションのエントリを /etc/fstab に追加します。追加したエントリをPRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は/etc/fstab、PRIMECLUSTER 4.2A30以降の場合は/etc/fstab.pclに複写し、行の先頭に#RMS#を追加します。
フィールドの設定値は以下のように設定します。
【Solaris版】
FS Typeフィールド:ufs
mount at boot:no
【Linux版】
オプション:noauto
【Solaris版の設定例】
以下の設定値で設定例を示します。
デバイス名/マウントポイント | 設定値 |
---|---|
共有資源用のデバイス名 | /dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0 |
共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント | /share |
/etc/vfstabファイルに以下の行を追加します。
/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0 /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s0 /share ufs 2 no - |
【Linux版の設定例】
以下の設定値で設定例を示します。
デバイス名/マウントポイント | 設定値 |
---|---|
共有資源用のデバイス名 | /dev/sdb1 |
共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント | /share |
PRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合は/etc/fstab、PRIMECLUSTER 4.2A30以降の場合は/etc/fstabと/etc/fstab.pclに以下の行を追加します。
PRIMECLUSTER 4.2A00以前の場合、/etc/fstab へ以下を追加
/dev/sdb1 /share ext3 noauto 0 0 |
PRIMECLUSTER 4.2A30以降の場合、/etc/fstab と /etc/fstab.pcl へ以下を追加
/dev/sdb1 /share ext3 noauto 0 0 --> /etc/fstab へ追加 #RMS#/dev/sdb1 /share ext3 noauto 0 0 --> /etc/fstab.pcl へ追加 |
Sun Clusterを使用する場合
以下の設定値で設定例を示します。
デバイス名/マウントポイント | 設定値 |
---|---|
共有資源用のデバイス名 | /dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0 |
共有資源用(クラスタセットアップ時に指定)のマウントポイント | /share |
/etc/vfstabファイルに以下の行を追加します。
/dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s0 /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s0 /share ufs 2 no - |