機能説明
Open ReplyMessageサービス機能を利用しているアプリケーションからの返答要求メッセージに対して、自動的に返答をします。
また、このスクリプトは、返答要求メッセージの発生元システムで、[イベント定義/アクション定義]の[アクション定義(詳細)]-[アプリケーション起動]タブに設定して使用します。
サンプルスクリプトファイル
OS種別 | 格納場所とファイル名 |
---|---|
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\scAutoResp.swt |
Solaris | /etc/opt/FJSVssc/sample/scAutoResp.swt |
Linux | /etc/opt/FJSVssc/sample/scAutoResp.swt |
HP-UX | 提供なし |
AIX | 提供なし |
実行に必要な権限
Windowsの場合、Administrator権限が必要です。
Solaris/Linuxの場合、root権限が必要です。
編集可能な項目
返答文字列
可変情報操作処理の規約に従い編集します。
以下のイベント情報が参照できます。
イベント発生日時(格納形式:YYYY/MM/DD hh:mm:ss)
ノード名(イベントが発生したホスト名)
イベントテキスト
起動時の引数
記述形式
swctclsh -errmsg execname|scriptfile hostname date msg
オプション
スクリプト起動時のエラーメッセージをSystemwalkerコンソールへ出力します。このオプションを指定しなかった場合、スクリプト起動時のエラーは通知されません。
実行する単体起動スクリプトを指定します。
登録済みスクリプトの実行名、または、フルパスのスクリプトファイル名を指定します。
メッセージが発生したホスト名を指定します。
アプリケーション起動のパラメタ設定では、%HOSTを指定します。
メッセージが発生した日時を指定します。
アプリケーション起動のパラメタ設定では、%DATEを指定します。
発生したメッセージを指定します。
アプリケーション起動のパラメタ設定では、%MSGを設定します。
注意事項
スクリプトを実行名で指定する場合は、事前に「スクリプトの登録」を行ってください。
Systemwalkerのバージョンレベルは、V12.0L10または12.0以降で動作します。V11.0L10または11.0以前では動作しません。
自動返答スクリプト内のエラーは、[Systemwalkerコンソール]に出力されます。
本スクリプトは、自動返答の対象となる返答要求メッセージに対し、その発生元システムでのみ実行される様に定義する必要があります。そのため、スクリプトを起動する[イベント定義/アクション定義]の[イベント定義(詳細)]においては、以下の項目を設定し、自動応答するメッセージを特定してください。
[ホスト名の特定] : 自システムを選択する
[メッセージタイプの特定] : 返答要求メッセージを選択する
[メッセージテキストの特定] : メッセージテキストを設定する
使用例
Open ReplyMessageサービスを利用しているユーザ作成のプログラムからの返答要求メッセージには、事前に返答内容が把握できているメッセージがあります。
返答要求メッセージ例:
" 00714 JOB021: 処理Aが完了しました。処理Bを開始しますか。"
返答メッセージ:
"OK"
このような場合に、オペレータの返答操作なしに自動的に返答メッセージを送信するようにします。
編集内容
[返答文字列]
set OutStrings "OK"
アクション定義/アプリケーション起動の設定
返答要求メッセージを[イベント監視の条件定義]に設定し、その[アプリケーション起動]に下記の設定をします。
[アプリケーション詳細]
【Windows版】
[起動ファイル]:swctclsh
[パラメタ]:UsrAutoOKReply.swt %HOST %DATE %MSG
※ UsrAutoOKReply.swtはスクリプトの登録した実行名です。
【UNIX版】
[起動ファイル]:/usr/bin/swctclsh
[パラメタ]:UsrAutoOKReply.swt %HOST %DATE %MSG
※ UsrAutoOKReply.swtはスクリプトの登録した実行名です。