機能説明
処理対象イベントの情報をファイルに出力します。
サンプルスクリプトファイル
OS種別 | 格納場所とファイル名 |
---|---|
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpsc\sample\scEventLoging.swt |
Solaris | /etc/opt/FJSVssc/sample/scEventLoging.swt |
Linux | /etc/opt/FJSVssc/sample/scEventLoging.swt |
HP-UX | 提供なし |
AIX | 提供なし |
編集可能な項目
プロシジャ名
プロシジャ名の規約に従い編集します。
必ずプロシジャ名の先頭文字は“Usr”にします。
出力ファイル名
動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。
対象イベントの情報を出力するファイル名を定義します。
出力ファイルサイズ
動作定義パート[単独定義型]の規約に従い編集します。
対象イベントの情報を出力するファイルを切り替えるサイズを定義します。
出力ファイルのサイズがこの値以上になると、その内容を“出力ファイル名.0”に残して、出力ファイルの内容をクリアします。
出力テキスト
可変情報操作処理の規約に従い編集します。
以下のイベント情報が参照できます。
イベント発生日時(格納形式:YYYY/MM/DD hh:mm:ss)
ノード名
IPアドレス
監視イベント種別
重要度
イベントテキスト
注意事項
ほかのメッセージ監視アクション型スクリプトとの同時利用はできません。つまりほかのアクション型スクリプトを経由したイベントをこのスクリプトでファイル出力させることはできません。
SystemwalkerのバージョンレベルがV11.0L10または11.0以前で動作させた場合、監視イベント種別(変数 Category)の参照は常に""(空文字列)になります。
出力ファイルは、運用中に直接エディタ等で開かないでください。内容を参照する場合は、ファイルをコピーし、コピー先のファイルを開くようにしてください。運用中に出力ファイルを直接開いた場合、その間イベントはファイルに出力されずに破棄される場合があります。
複数のイベントファイル出力スクリプトで、同一の出力ファイル名を指定しないでください。
使用例
特定のアプリケーション(ラベルが"DBAPL")から出力されるイベントのみをファイルに出力させるようにします。出力ファイルには、イベント発生時刻、重要度、ノード名、イベントテキスト情報を格納するようにします。
編集内容
[プロシジャ名]
set ProcName UsrDBAPL
[出力ファイル名の定義]
set LogFile {DBAPLEvent.log}
[出力ファイルサイズ]
set FileSize 500
[出力テキスト]
set OutText "$Timestamp $SeverityText $NodeName $EventText"
イベント監視の条件定義
ラベルの特定:DBAPL
プロシジャ名:UsrDBAPL
出力例
出力ログファイル(DBAPLEvent.log)の内容例
2004/03/21 08:00:45 一般 dbnode1.xxx.com DBAPL: DBサービスが開始しました。 2004/03/21 08:15:42 警告 dbnode1.xxx.com DBAPL: 登録されていないコマンド(xyz)が呼び出されました。 2004/03/21 08:20:53 一般 dbnode1.xxx.com DBAPL: XXXサービスが開始しました。 2004/03/21 09:30:28 重要 dbnode1.xxx.com DBAPL: XXXサービスは停止状態に入りました。 ・・・