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Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド

4.69 ORMMessage()関数【UNIX版】

機能説明

運用管理サーバにメッセージの通知のみを行います。ORMRequest()APIによる返答要求メッセージの前後に、関連メッセージを通知する場合に使用します。

呼び出し形式

#include " ORMessage.h"
int  ORMMessage (char *apname, char *msg)

パラメタ

char *apname:

要求元名(任意の文字列)を示す文字列です。最終文字のNULL文字を含め、最大文字数は32バイトです。指定可能な文字は半角英数字のみです。なお、要求元名には、1バイト以上の文字列を、必ず設定する必要があります。

char *msg:

NULLで終わるメッセージ文字列です。最大文字数はNULL文字を含めて1024バイトです。なお、メッセージ文字列には、1バイト以上の文字列を必ず設定する必要があります。

復帰値

PR_OK(0):

正常終了しました。

PR_ERR_PARAM(-1):

パラメタエラーが発生しました。

PR_STOP(-3):

Open ReplyMessageサービスがユーザ要求により停止しました。

PR_ERR_CONECT(-11):

Open ReplyMessageサービスと接続できません

PR_ERR_SEND(-12):

Open ReplyMessageサービスへの送信はできませんでした。

PR_ERR_RCV(-13):

Open ReplyMessageサービスからの応答を受信できませんでした。

PR_ERR_ORMSTOP(-26):

Open ReplyMessageサービスの緩和停止中のため受け付けできません。

PR_ERR_UEXPCT(-99):

予期せぬエラーが発生しました。

参照

以下のメッセージ返答要求・返答APIを参照してください。

API格納場所

Solaris

/usr/lib

Linux

/usr/lib

INCLUDE格納場所

Solaris

/usr/include

Linux

/usr/include

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例

C言語によるプログラム例

オペレータに『返答文字列にエラーが発生しました。』というメッセージをORMSampleというサーバプログラムから発行します。

//ORMSample.c(サーバプログラム)

int main(int argc, char **argv){

  ret = ORMMessage
          ( "ORMSample",                             /* 要求元名   */
            "返答文字列にエラーが発生しました。" );  /* メッセージ */
}

COBOLによるプログラム例

APP1.cob(サーバプログラム)は、オペレータに『返答文字列にエラーが発生しました。』というメッセージをAPP1というサーバプログラムから発行します。

*APP1.cob(サーバプログラム)
000010 IDENTIFICATION   DIVISION.
000020 PROGRAM-ID.      APP1.
000030 ENVIRONMENT      DIVISION.
000040 DATA             DIVISION.
000050 WORKING-STORAGE  SECTION.
000060 01  CALLINFO.
000070     03  SUB-PG       PIC X(256).                        *API名
000080     03  APNAME       PIC X(32).                         *呼び出し元AP名
000090     03  MSG          PIC X(1024).                       *表示メッセージ
000100     03  RETURNVALUE  PIC S9(09) COMP-5 VALUE 0.         *API復帰値
000110 PROCEDURE        DIVISION.
000120*初期化部
000130     INITIALIZE CALLINFO.
000140     MOVE "ORMMessage"  TO SUB-PG.                       *API名のセット
000150     MOVE LOW-VALUE     TO SUB-PG(11:).                  *終端文字のセット
000160     MOVE "APP1"        TO APNAME.                       *呼び出し元AP名のセット
000170     MOVE LOW-VALUE     TO APNAME(5:).                   *終端文字のセット
000180     MOVE "返答文字列にエラーが発生しました。" TO MSG.   *メッセージのセット
000190     MOVE LOW-VALUE     TO MSG(35:).                     *終端文字のセット
000200*API呼び出し
000210     CALL SUB-PG                                         *API呼び出し
000220         USING
000230             BY  REFERENCE   APNAME
000240             BY  REFERENCE   MSG
000250         RETURNING RETURNVALUE
000260     END-CALL.
000270     STOP RUN.