イベントの発生例
発生イベント
AP: APL1: ERROR: system error occurred. Code=101,Data=10000010,10000020 |
(XXXは可変文字列)
イベントの発生間隔
正常運用中は発生しないが、事象発生時には連続でイベントが出力される。
設定例
以下のようにパラメタを指定して、mpaosemny(類似イベント抑止、大量イベント抑止定義コマンド)を実行します。mpaosemny(類似イベント抑止、大量イベント抑止定義コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
mpaosemny -n 30 -i 10 -c 10 -r 120 -h ON -m ON |
パラメタの詳細
設定項目 | 設定する内容 |
---|---|
類似かどうかを判定する文字列の長さ | 30 (バイト) |
多発と判断するイベント発生間隔 | 10 (秒) |
多発判定後に出力するイベント件数 | 10 (件) |
抑止を解除するイベント発生間隔 | 120 (秒) |
ホスト名の特定の有無 | ON |
抑止解除時のイベント出力の有無 | ON |
解説
類似かどうかを判定する文字列の長さ
同一文字列部分の長さよりも小さい値を指定する必要があります。例では、“AP: APL1 : ERROR: system error occurred.”とうい部分が同じ文字列です。この部分の長さは40バイトですので、40以下の値を指定します。
多発と判断するイベント発生間隔
イベントが連続して発生する場合でも、通信経路によるイベント通知の遅延を考慮し、少し余裕を持った値で設定します。
10秒と指定した場合は、10秒以内に類似イベントが2個以上発生したときに多発していると判断します。
多発判定後に出力するイベント件数
多発と判断してから抑止を開始するまでに出力するイベントの数を指定します。10を指定した場合、多発と判断する条件に一致しても、10件までは通知されます。
抑止を解除するイベント発生間隔
抑止を解除する場合のイベントの発生間隔を指定します。“多発と判断するイベント発生間隔”よりも長く設定する必要があります。
ホスト名の特定の有無
ある特定のホストから発生したイベントだけを定義する場合は、ONを指定します。複数のホストから発生したイベントを定義する場合は、OFFを指定します。
抑止解除時のイベント出力の有無
抑止を解除したときに、何件のイベントを抑止したのかを通知する場合は、ONを指定します。抑止したイベントの件数を通知する必要がない場合は、OFFを指定します。