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Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド コリレーション編

4.1.3 メッセージ変換方法を定義する

メッセージ変換の定義方法について説明します。設定例は、“メッセージ変換の義例”を参照してください。

設定画面の表示方法

  1. Event Designer を起動します。

    以下のMicrosoft(R) Excelファイルを起動します。

    Event Designerインストールディレクトリ\bin\Event Designer.xls

    ポイント

    Event Designerのインストール

    Event Designerを初めて使用する場合は、インストールする必要があります。Event Designer のインストール方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“イベント監視の条件定義を変更する(Event Designer)”を参照してください。

  2. [CSV入力]ボタンをクリックします。入力するファイルにmpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)で出力したCSVファイルを指定します。

    →CSVファイルの内容が、Event Designerに反映されます。

  3. [コリレーション定義]ボタンをクリックします。

  4. サブメニューから[メッセージ変換定義]ボタンをクリックし、[メッセージ変換定義メンテナンス]シートを表示します。

設定する項目

メッセージ変換の定義では、以下の2つを定義します。

メッセージ変換する元のイベント

メッセージを変換する元のイベントを特定するための条件として、以下の項目を設定します。

分類

項目

説明

ホスト名の特定

[ホスト名の特定]

イベントの発生元ホストを特定する条件を設定します。

メッセージの特定

[メッセージの特定]

変換対象のメッセージを特定する条件を設定します。

各項目の選択内容の説明は、Excelのコメントを参照してください。

メッセージの変換方法

メッセージをどのように変換するかを指定するため、以下の項目を設定します。

分類

項目

説明

変換方法

[変換方法]

メッセージの変換方法を選択します。

[キーワード定義]

[キーワード]

文字列の置き換え、または、キーワード抽出を行う場合にキーワードを指定します。

[マクロ名]

キーワードのマクロ名を設定します。

変換定義

[変換定義]

変換後のメッセージを設定します。

各項目の選択内容の説明は、Excelのコメントを参照してください。

変換後のメッセージに元のイベントの情報を埋め込む

変換後のメッセージには、マクロを用いて元のイベントの情報を埋め込むことができます。以下のマクロ名を使用できます。

注意

特定の文字を指定する際の注意事項

  • キーワード文字列内に二重引用符を含む場合は、二重引用符の前に"\"を設定してください。

  • 変換後のメッセージに“%MSG”等のマクロ名の文字列を出力する場合は、“%%MSG”のように“%”を2個指定してください。

ポイント

[メッセージの特定]に設定する文字列

[メッセージの特定]に設定する文字列は、ラベル、エラー種別、メッセージテキストに分割しない形式で定義します。

定義内容を確認する

[入力チェック]ボタンをクリックし、設定している内容に文法的な問題はないかを確認します。問題がある場合は、エラーダイアログに表示された内容に従って、設定内容を見直してください。

メッセージ変換定義を無効化/有効化する

メッセージ変換定義は行単位で有効/無効を設定できます。無効と設定した定義は、発生メッセージと比較されません。定義した内容が一時的に不要となった場合には、その定義行を削除するのではなく、無効を設定します。再びその定義が必要となったときに、無効を有効に変更するだけで使用できるため、最初から定義しなおす必要がありません。

メッセージ変換定義を無効化する場合は、以下の手順で行います。

  1. 無効化したい行を選択します。

  2. [無効]欄で[無]を選択します。

メッセージ変換定義を有効化する場合は、以下の手順で行います。

  1. 有効化したい行を選択します。

  2. [無効]欄を何も選択していない状態にします。

定義内容を保存する

メッセージ変換の定義は、以下の手順でCSVファイルに保存します。

  1. [メッセージ変換定義メンテナンス]シートにて、[イベント監視へ]ボタンをクリックします。

    →[イベント監視の条件定義メンテナンス]シートが表示されます。

  2. [CSV出力]ボタンをクリックし、定義を保存するファイル名を指定します。

グローバルサーバで発生する複数行のメッセージについて

被監視システムから複数行で構成されるメッセージが通知されることがあります。複数行のメッセージが通知された場合、Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Editionは、複数行をブロック化(1ブロックは約2047バイト)してメッセージの特定処理を行います。このとき、メッセージの特定条件として有効な範囲は最初のブロックの範囲です。2個目以降のブロックはメッセージ変換処理と定義と比較しません。

なお、最初のブロックのメッセージをメッセージ変換処理により別メッセージに変換した場合、2個目以降のブロックに含まれるメッセージを監視することはできません。