運用管理サーバ二重化を構成する運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名を変更する場合の変更手順を、以下に示します。
主系サーバのIPアドレス/ホスト名と従系サーバのIPアドレス/ホスト名を両方とも変更する場合は、主系サーバで以下の設定をすべて行った後、従系サーバで同様に以下の設定を行ってください。
1.Systemwalker Centric Managerの停止
IPアドレス/ホスト名を変更するノードで、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
2.Interstageのシステム情報の移出(Interstage共存時だけ)
Systemwalker Centric ManagerとInterstageを共存している場合、Interstageのシステム情報の移出を行います。
Interstageのシステム情報の移出については、Interstageのマニュアルを参照してください。
3.バックアップ
IPアドレス/ホスト名を変更するノードで、以下のコマンドを実行し、資源をバックアップします。
/opt/systemwalker/bin/mpbkc -b 退避先ディレクトリ名 |
退避先ディレクトリ名には、退避した情報が存在するディレクトリ名を、フルパスで指定します。
退避方法の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
4.Systemwalker Centric Managerの停止
IPアドレス/ホスト名を変更するノードで、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
5.二重化設定の解除
IPアドレス/ホスト名を変更するノードで、以下のコマンドを実行し、運用管理サーバ二重化の設定を解除します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f rem -a |
6.Systemwalker Centric Managerの運用環境の削除
Systemwalker Centric Managerの運用環境を削除します。
IPアドレス/ホスト名を変更するノードで、以下の手順を実施します。
インベントリデータベースを作成している場合、以下のコマンドを実行し、インベントリデータベースを削除します。
/opt/systemwalker/bin/MpDTPSetup |
以下のコマンドを実行し、フレームワークデータベースを削除します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetup |
7.IPアドレスとホスト名の変更
IPアドレスとホスト名を変更し、コンピュータを再起動します。
8.hostsファイルまたはDNSの変更
運用に合わせて、各サーバおよびクライアントで、hostsファイルまたはDNSの変更を実施してください。
9.Interstageのシステム情報の移入(Interstage共存時)
Systemwalker Centric ManagerとInterstageを共存している場合、Interstageのシステム情報の移出した資源を移入します。
Interstageのシステム情報の移入については、Interstageのマニュアルを参照してください。
10.リストア
IPアドレス/ホスト名を変更したノードで、バックアップした資源をリストアします。
リストア用にSystemwalker Centric Managerの環境の構築
リストアコマンドを実行する前に、環境構築作業として、必要なデータベースを作成します。
詳細は、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
フレームワークのデータベース領域を作成します。
以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetup |
→セットアップメニューが表示されます。
“5:保守”を選択します。
→保守メニュー(選択)が表示されます。
“2:Systemwalker Centric Managerリストア用環境作成”を選択します。
→Systemwalker Centric Managerリストア用環境作成(設定)画面が表示されます。
フレームワークのデータベースを作成する準備が完了していることを確認する画面が表示されるので、“y”を入力します。
→通信環境チェック結果画面が表示されます。
過去に通信環境を構築していた場合、確認画面が表示されますが、問題がなければ“y”を入力し、処理を続けます。
→バックアップデータ格納先設定画面が表示されます。
バックアップデータ格納先ディレクトリを入力します。
→ObjectDirectorのポート番号設定画面が表示されます。
ObjectDirectorで使用するポート番号を入力します。
→管理ドメイン名設定画面が表示されます。
管理ドメイン名を入力します。
→データベース用デバイス設定画面が表示されます。
それぞれデバイス名を入力します。
データベース用デバイス設定方法については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
→データベースサイズ設定画面が表示されます。
作成するデータベースのサイズを入力します。
→Systemwalker Centric Managerリストア用環境作成(確認)画面が表示されます。
設定画面で入力した情報を確認し“y”を入力します。
→Systemwalker Centric Manager環境が作成されます。
インベントリデータベースを作成している場合、以下のコマンドを実行し、インベントリ管理の動作環境を定義します。
/opt/systemwalker/bin/MpDTPSetup |
リストア
以下のコマンドを実行し、全データをリストアします。
/opt/systemwalker/bin/mprsc -b 退避先ディレクトリ名 |
退避先ディレクトリ名には、退避した情報が存在するディレクトリ名を、フルパスで指定します。
リストア方法の詳細は、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
ポイント
運用再開後に、主系サーバで、ポリシーの配付をしてください。
11.二重化環境の構築
IPアドレス/ホスト名を変更したノードで、二重化の環境を構築します。
主系サーバのIPアドレス/ホスト名を変更した場合
主系サーバで、以下の処理を実施してください。
以下のコマンドを実行し、運用管理サーバを主系サーバとして設定します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f prm |
アプリケーション管理機能を使用する場合は、以下のコマンドを実行します。
/opt/FJSVsapag/bin/APA_PSclear.sh /m |
すべての従系サーバに対して、以下のコマンドを実行し、運用管理サーバ二重化システムに従系サーバを登録します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f add -h 登録する従系サーバのホスト名 [-c 0|1] |
主系サーバ以外のすべてのサーバで、運用管理サーバ二重化の設定内容を変更します。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
以下のコマンドを実行し、運用管理サーバ二重化の設定内容を変更します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f mod -h 変更前のホスト名 -o 変更後のホスト名 |
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
従系サーバのIPアドレス/ホスト名を変更した場合
従系サーバで、以下の処理を実施してください。
以下のコマンドを実行し、運用管理サーバを従系サーバとして、設定します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f sec -h 主系サーバのホスト名 [-c 0|1] |
以下のコマンドを実行し、抑止するアクションを個別に指定してください。mpaosment(自動アクションの実行抑止コマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。
/opt/FJSVfwaos/usr/bin/mpaosment |
従系サーバを複数設置している場合は、IPアドレス/ホスト名を変更した従系サーバで、ほかのすべての従系サーバに対して、以下のコマンドを実行し、従系サーバを登録します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f add -h 登録する従系サーバのホスト名 [-c 0|1] |
IPアドレス/ホスト名を変更する従系サーバ以外のすべてのサーバで、運用管理サーバ二重化の設定内容を変更します。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
以下のコマンドを実行し、運用管理サーバ二重化の設定内容を変更します。
/opt/systemwalker/bin/MpFwSetDup -f mod -h 変更前のホスト名 -o 変更後のホスト名 |
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
12.Systemwalker Centric Managerの起動
IPアドレス/ホスト名を変更したノードで、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
13.運用管理クライアントの接続先の変更
運用管理クライアントから接続する運用管理サーバを変更します。
運用管理クライアントで、[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[Systemwalkerコンソール]を選択します。
→[Systemwalkerコンソール[ログイン]]ダイアログボックスが表示されます。
[接続先ホスト名]で接続する運用管理サーバを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
14.ノード情報の変更
[Systemwalkerコンソール]の編集機能で、運用管理サーバのノード情報を変更します。
ホスト名とIPアドレスを共に変更する場合は、新しいホスト名とIPアドレスをもつノードが自動で作成されますが、このノードは使用しないため削除します。
※削除する前に、以下の情報をメモしてください。
[ネットワーク]タブの[ホスト名],[インタフェース]タブの変更対象インタフェースのホスト名とIPアドレス
変更前のノードの[ノードプロパティ]から、以下の項目を変更します。
※上記でメモした情報を更新してください。
[ネットワーク]タブの[ホスト名]
[インタフェース]タブの変更対象インタフェースのホスト名
[インタフェース]タブの変更対象インタフェースのIPアドレス
※これらの項目は自動で変更されている場合があります。
ノード情報の変更によりサブネットフォルダ配下が空となり、今後も使用しない場合はサブネットフォルダを削除します。
ポイント
サブネットフォルダの自動作成が無効の場合、かつ変更したノードのサブネットフォルダが存在しない場合、新ノードフォルダにノードが移動することがあります。
新ノードフォルダに移動した場合は、変更したノードのサブネットフォルダを作成して新ノード振り分けを実施してください。
サブネットフォルダの自動作成の有効/無効については、mpcmsubnet(サブネットフォルダ自動登録の設定/解除コマンド)で確認することができます。
mpcmsubnet(サブネットフォルダ自動登録の設定/解除コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
構成情報の配付
構成情報を一括配付するため、以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/mpdrpspa.sh all |
ネットワーク管理のポリシーの配付
ネットワーク管理のポリシーを一括配付するため、以下のコマンドを実行します。
/opt/systemwalker/bin/mpnmpref [新しい主系サーバのIPアドレス] |
mpnmpref(ネットワーク管理ポリシー反映コマンド)の詳細については、"Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル"を参照してください。
注意
mpnmprefコマンドを実行する前に、ネットワーク管理のポリシーを配付する管理サーバが起動状態であり、ネットワーク接続可能な状態であるかを確認してください。
アプリケーション管理のポリシーの配付
部門管理サーバ、業務サーバ用データについても運用管理サーバと整合性を取る必要があります。
主系サーバで、以下の手順に従って作業を行ってください。
通常モードの場合
[Systemwalkerコンソール]を起動します。
[Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[監視]-[監視ポリシー]を選択します。
→[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。
[監視ポリシー[管理]]画面から[オプション]メニューの[カスタムモード表示]を選択した後、[設定対象]で[監視ポリシー]-[アプリケーションの監視]-[動作の設定]を選択し、[操作]メニューの[更新]を選択します。
[アプリケーション監視[動作設定]]画面で[詳細設定]ボタンをクリックします。
[動作の設定[詳細]]ダイアログボックスで、[アプリケーション情報送信種別]の項目を[次回エージェント起動時のみ最新情報を送信する]、または[エージェント起動時に毎回最新情報を送信する]に設定して、[OK]ボタンをクリックします。
リストア先の運用管理サーバ、部門管理サーバおよび業務サーバに、ポリシーを配付します。
互換モードの場合
[Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[アプリケーションの監視]を選択します。
[アプリケーション管理]ウィンドウで[アプリケーション管理全体の設定]-[動作の設定]を選択します。
[動作の設定]ダイアログボックスの[設定]タブで[詳細設定]ボタンを選択します。
[動作設定[詳細]]ダイアログボックスで、[アプリケーション情報送信種別]の項目を[次回エージェント起動時のみ最新情報を送信する]、または[エージェント起動時に毎回最新情報を送信する]に設定して、[OK]ボタンをクリックします。
[ポリシー]メニューから[配付先の設定]を選択し、ポリシーの配付先をリストア先の運用管理サーバ、部門管理サーバおよび業務サーバに設定します。
[ポリシー]メニューから[ポリシーの配付]を選択し、ポリシーを配付します。このとき、[ポリシーを適用するタイミング]を[すぐ適用する(配付先のサービスを再起動する)]にします。
15.機能ごとの設定手順
各機能での設定を行います。設定を行う機能と設定する場所を以下の表に示します。インストール種別/使用している機能により、設定を変更してください。
機能名 | 設定条件 | 設定場所(インストール種別) | ||
---|---|---|---|---|
運用管理クライアント | 部門管理サーバ | 業務サーバ | ||
システム監視 | 必須 | ○ | ○ | ○(注1) |
性能監視 | 選択 | ○ | ||
自動運用支援 | 選択 | ○ | ○ | ○ |
資源配付 | 選択 | ○ | ○ | |
スクリプトファイル | 選択 | ○ | ||
インベントリ管理 | 選択 | ○(注2) | ○ |
注1)エージェントライセンス、イベント監視ライセンスの場合に必ず実施してください。
注2)運用管理サーバのみ
システム監視の変更
構成情報の削除
二重化を構成するほかの運用管理サーバで、以下のコマンドを実行し、構成情報を削除します。
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -D 変更前の運用管理サーバのホスト名 |
構成情報の登録
運用管理サーバで、以下のコマンドを実行し、運用管理サーバに構成情報を登録します。
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a |
注意
メッセージ送信先システムで、指定しているシステムが動作していることを確認してください。
イベント通知先の変更
運用管理サーバをイベント通知先として指定している下位サーバで、システム監視設定のメッセージ送信先を変更し、Systemwalkerの再起動、構成情報の登録処理を行います。
ポイント
イベント通知先の変更方法
下位サーバのシステム監視設定のメッセージ送信先システムを変更します。
運用管理クライアントで、[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]を選択します。
→[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。
変更する下位サーバのホスト名、ユーザ名、パスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。
[通信環境定義]ボタンをクリックします。
→[通信環境定義]ダイアログボックスが表示されます。
[メッセージ送信先システム]タブを選択し、変更前の運用管理サーバのホスト名を選択し、[更新]ボタンをクリックします。
→[メッセージ送信先システム(更新)]ダイアログボックスが表示されます。
メッセージ送信先システムに、ホスト名を変更したコンピュータの新しいホスト名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。
Systemwalker Centric Managerを再起動します。
下位サーバがWindows版の場合
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr |
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
scentricmgr |
下位サーバがUNIX版の場合
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
以下のコマンドを実行し、下位サーバの構成情報を接続サーバに登録します。
下位サーバがWindows版の場合
opaconstat -a |
下位サーバがUNIX版の場合
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a |
ポイント
GEEの場合、以下の作業を行ってください。
主監視パスを使用してグローバルサーバを監視している場合で、IPアドレスを変更した場合
【VTAM-G/TISPで運用している場合】
HSTRSCノードセットにある該当ホストのIPアドレスを変更して、VTAMジェネレーションを実施後、HSTRSCノードセットをアクティベートしてください。
【TISPで運用している場合】
TISP定義にある該当ホストのHOST定義文のIPアドレスを変更して、TISPを再起動してください。
代替監視パスを使用してグローバルサーバを監視している場合
変更後のIPアドレスに対して、SVPMコンソール番号の割り当てを行います。(SVPM側)
SVPMコンソール番号を定義します。
運用管理サーバのノード名をSVPMコンソール番号定義ファイルに定義してある場合は、変更後のノード名に定義を変更します。(SW側)
以下のコマンドを実行し、ハードウェア情報定義ファイルを作成します。(SW側)
/opt/FJSVsagt/bin/hardctlset |
以下のコマンドを実行し、システム構成情報の登録を行います。(SW側)
/opt/FJSVsagt/bin/gscmadd |
性能監視の変更
主系サーバで、以下の手順に従って作業を行ってください。
以下の作業は、すべてのノードでIPアドレス/ホスト名を変更した後にまとめて実施すると、それぞれ一度の作業で効率よく設定することができます。
ネットワーク性能監視の監視対象としている場合、以下の手順でポリシーを更新し、配付します。
[Systemwalkerコンソール]を起動します。
[ポリシー]メニューの、[監視]-[ネットワークの性能(全体)]を選択します。
→[性能監視-全体設定(ネットワーク性能)]ダイアログボックスが表示されます。
[更新]ボタンをクリックし、ポリシーを再作成します。
[ポリシー]メニューの[監視]-[ポリシーの配付]を選択します。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
[すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。
サーバ性能監視の監視対象としている場合、以下の手順でポリシーを更新し、配付します。
通常モードの場合
[Systemwalkerコンソール]を起動します。
[ポリシー]メニューの[監視]-[監視ポリシー]を選択します。
→[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードに配付しているポリシーを、[監視ポリシー]-[ポリシー]-[性能監視]-[サーバ]から選択し、[変更]ボタンをクリックした後表示される設定画面で、そのまま[OK]ボタンをクリックします。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードのポリシーすべてに対して本作業を実施します。
初期設定ポリシーの場合、[変更]を行うことができないため、初期設定ポリシーを[複写]することで、初期設定ポリシーを複写したポリシーに変更します。
[監視ポリシー]-[ポリシーグループ]から「c.」の作業を行ったポリシーが属するポリシーグループすべてに対して、[操作]メニューの[配付]を選択し、ポリシーを配付します。
互換モードの場合
[Systemwalkerコンソール]を起動します。
[ポリシー]メニューより、[ポリシーの定義]-[サーバの性能]-[設定]を選択します。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードに配付しているポリシーを選択し、[変更]ボタンをクリックした後表示される設定画面で、そのまま[OK]ボタンをクリックします。
IPアドレス/ホスト名を変更したノードのポリシーすべてについて、本作業を実施します。
[ポリシー]メニューの[監視]-[ポリシーの配付]を選択します。
→[ポリシーの配付]ダイアログボックスが表示されます。
[すぐに適用する]を選択し、ポリシーを配付します。
性能監視の動作環境の設定については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”または、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用)”を参照してください。
自動運用支援の変更
運用管理クライアントで、運用している環境に合わせて、以下の作業を行ってください。
[ローカル定義]を直接変更する場合
[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]を選択します。
→[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。
接続先のサーバの[ホスト名]、[ユーザーID]、[パスワード]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
→[システム監視]ダイアログボックスが表示されます。
[イベント監視の条件定義]ボタンをクリックします。
→[イベント監視の条件定義]ダイアログボックスが表示されます。
[イベント]メニューより[イベントの更新]を選択します。
→[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。
[イベントの特定]タブの[ホスト名の特定]に運用管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
[アクション]メニューより[アクションの設定]を選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスが表示されます。
[通知/実行アクション]タブを選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]ダイアログボックスが表示されます。[音声通知を実行するホスト名]に運用管理サーバのホスト名を指定している場合は、
ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
[アクション]メニューより[アクションの設定]を選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスが表示されます。
[通知/実行アクション]タブを選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]ダイアログボックスが表示されます。
[詳細設定]ボタンをクリックします。
→[アクション定義(詳細)]ダイアログボックスが表示されます。
[リモートコマンド]タブで、[発行先:]に運用管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
[アクション]メニューより[アクションの設定]を選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]ダイアログボックスが表示されます。
[通知/実行アクション]タブを選択します。
→[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]ダイアログボックスが表示されます。
[詳細設定]ボタンをクリックします。
→[アクション定義(詳細)]ダイアログボックスが表示されます。
[SNMPトラップ]タブで、[トラップ通信先]の[ホスト名]に運用管理サーバのホスト名を指定している場合は、ホスト名を変更後のホスト名に変更してください。
[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[システム監視設定]を選択します。
→[システム監視]ダイアログボックスが表示されます。
[アクション環境設定]ボタンをクリックします。
→[アクション環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
[詳細設定]ボタンをクリックします。
→[アクション環境設定(詳細)]ダイアログボックスが表示されます。
[アクション実行先]タブで、運用管理サーバのホスト名を指定している場合、ホスト名を、変更後のホスト名に変更してください。
[ポリシー定義]を変更しポリシー配付する場合
監視ポリシーの管理形式が通常モードの場合
[Systemwalkerコンソール]を起動します。
[ポリシー]メニューの[監視]-[監視ポリシー]を選択します。
→[監視ポリシー[管理]]画面が表示されます。
[監視ポリシー]-[ポリシー]-[イベント監視]-[監視条件]から選択し、[更新]ボタンをクリックします。
→[イベント監視[監視条件]]画面が表示されます。
[詳細設定]ボタンをクリックします。
→[イベント監視の条件定義]ダイアログボックスが表示されます。
“[ローカル定義]を直接変更する場合”の「3.」の「a.」~「i.」の作業を実施します。
[イベント監視の条件定義]画面の[環境設定]メニューから[アクション環境設定]を選択します。
→[アクション環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
“[ローカル定義]を直接変更する場合”の「5.」の作業を実施します。
監視ポリシーの管理形式が互換モードの場合:
[Systemwalkerコンソール]を起動します。
[ポリシー]メニューより、[ポリシーの定義]-[イベント]-[ノード]または[フォルダ]を選択します。
→[イベント監視の条件定義]ダイアログボックスが表示されます。
“[ローカル定義]を直接変更する場合”の「3.」の「a.」~「i.」の作業を実施します。
[イベント監視の条件定義]画面の[環境設定]メニューから[アクション環境設定]を選択します。
→[アクション環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
“[ローカル定義]を直接変更する場合”の「5.」の作業を実施します。
資源配付の変更
主系サーバのIPアドレス/ホスト名を変更した場合、以下の手順に従って、各コンピュータ上で部門管理サーバのシステム定義(配付経路)の変更作業を実施してください。
部門管理サーバで、スケジュール文により、運用管理サーバに対して直接結果通知を行っている場合は、通知先IPアドレスを変更後のIPアドレスに変更してください。
業務サーバで、スケジュール文により、運用管理サーバに対して直接結果通知を行っている場合は、通知先IPアドレスを変更後のIPアドレスに変更してください。
スクリプトファイルの変更
スクリプトファイル内で、該当IPアドレス/ホスト名を意識した処理を行っている場合、以下の手順に従って、操作を実施してください。
運用管理サーバで、該当するスクリプト内に書かれているIPアドレス/ホスト名を変更します。
運用管理クライアントで、同スクリプトを使用しているシステムへ、インテリジェントサービスのポリシー設定を行い配付します。
インベントリ管理の変更
インストールレス型エージェント監視機能によるインベントリ収集を実施している場合、以下の設定変更が必要となります。
主系サーバ
以下のコマンドを実行して、自身のホスト名またはIPアドレスを変更してください。
cmcntagl -o <自身のホスト名またはIPアドレス>
cmcntagl -u <自身のホスト名またはIPアドレス>
監視サーバとなっている部門管理サーバ
以下のコマンドを実行して、接続先となる主系サーバのホスト名またはIPアドレスを変更してください。
cmcntagl -u <主系サーバのホスト名またはIPアドレス>
cmcntagl(インベントリ管理接続環境変更コマンド)の詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
16.ポリシーの同期
主系サーバと従系サーバのポリシーの同期を行います。
主系サーバのIPアドレス/ホスト名と従系サーバのIPアドレス/ホスト名を両方とも変更する場合は、両ノードで、上記すべての作業が終わった後にポリシーの同期を行ってください。
同期の方法は、“構成情報/ポリシーの同期”を参照してください。