資源配付を行うための設定について以下に説明します。
https_serverの設定は、資源配付を利用するすべてのサーバ(運用管理サーバ、業務サーバなど)で必要になります。
https_clientの設定は、資源配付クライアントとHTTPS通信を行うサーバで必要になります。
HTTPSで通信する場合
HTTPSで通信する場合の設定については、“SSLを使用して資源配付を行う”を参照してください。
HTTPで通信する場合
HTTPで通信する場合の設定手順を以下に示します。
servicesファイルのサービス/エントリを、以下のように変更します。
drmshs(サーバ-サーバ間:HTTP)9394 → 80 |
servicesファイルの格納先は以下のとおりです。
【Windows版】
Windowsインストールディレクトリ\system32\drivers\etc\services |
【UNIX版】
/etc/services |
以下オプションを設定し、DRMS編集ファイルを変更します。
http_server = YES |
クライアントとHTTP通信を行う場合は、以下のオプションも設定します。
http_client = YES |
DRMS編集ファイルの格納先は以下のとおりです。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\drmssv\etc\drms.dat |
【UNIX版】
/opt/FJSVmpsdl/etc/drmsrc |
以下のコマンドを実行し、資源配付のデーモン(サービス)を再起動します。
【Windows版】 (Administrators 権限が必要です。)
drms -p (強制停止) |
【UNIX版】 (root権限が必要です。)
drmsd -f (通常停止) |
http_serverオプション
サーバ間通信時の通信プロトコルにHTTPプロトコルを使うかどうかを指定します。
YES:
HTTP通信用の制御プログラムを起動します。
NO:
HTTP通信用の制御プログラムを起動しません。
“NO”が指定された場合または本オプションが省略された場合には、HTTPプロトコルでサーバ間の接続(配付、オンライン検索など)はできません。
本オプションが省略された場合、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。
serverprotocolオプション
サーバ間通信時に使用する通信種別を指定します。
DTS:
Linkexpress通信
TCP/IP:
TCP/IPでの資源配付通信
HTTP:
HTTP通信
HTTPS:
セキュリティ付きHTTP通信
本指定値は、サーバ定義時に通信種別の省略値として使用されます。コマンドによるサーバ定義時に通信種別指定を省略する場合、あて先サーバを自動定義する場合、および[資源配付]ウィンドウでサーバ定義を行う場合、本指定値が有効となります。
通信種別が混在する場合は、本オプション以外の指定は、drmsdfnコマンドによるサーバ定義を使用して指定してください。
また、本指定値は、資源受信時の応答、適用結果通知、オンライン検索の応答を行う場合の通信種別としても使用します。上位のサーバと通信する部門管理/業務サーバでも本オプションに通信種別を設定してください。
本オプションが省略された場合、本オプションに“TCP/IP”が指定されたものとみなします。
http_clientオプション
サーバからクライアントに資源をオンライン配付する際、通信プロトコルにHTTPプロトコルを使うかどうかを指定します。
YES:
HTTP通信用の制御プログラムを起動します。
NO:
HTTP通信用の制御プログラムを起動しません。
“NO”が指定された場合、または省略された場合には、HTTPプロトコルでクライアントからの接続はできません。
本オプションが省略された場合、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。