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Systemwalker Centric Manager インターネット適用ガイド DMZ編

4.4 資源配付を行うための設定

資源配付を行うための設定について以下に説明します。

https_serverの設定は、資源配付を利用するすべてのサーバ(運用管理サーバ、業務サーバなど)で必要になります。

https_clientの設定は、資源配付クライアントとHTTPS通信を行うサーバで必要になります。


HTTPSで通信する場合

HTTPSで通信する場合の設定については、“SSLを使用して資源配付を行う”を参照してください。


HTTPで通信する場合

HTTPで通信する場合の設定手順を以下に示します。

  1. servicesファイルのサービス/エントリを、以下のように変更します。

    drmshs(サーバ-サーバ間:HTTP)9394 → 80

    servicesファイルの格納先は以下のとおりです。

    【Windows版】

    Windowsインストールディレクトリ\system32\drivers\etc\services

    【UNIX版】

    /etc/services

  2. 以下オプションを設定し、DRMS編集ファイルを変更します。

    http_server = YES
    serverprotocol = HTTP

    クライアントとHTTP通信を行う場合は、以下のオプションも設定します。

    http_client = YES

    DRMS編集ファイルの格納先は以下のとおりです。

    【Windows版】

    Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\drmssv\etc\drms.dat

    【UNIX版】

    /opt/FJSVmpsdl/etc/drmsrc

  3. 以下のコマンドを実行し、資源配付のデーモン(サービス)を再起動します。

    【Windows版】 (Administrators 権限が必要です。)

    drms -p (強制停止)
    drms -s (起動)

    【UNIX版】 (root権限が必要です。)

    drmsd -f (通常停止)
    drmsd -s (起動)


http_serverオプション

サーバ間通信時の通信プロトコルにHTTPプロトコルを使うかどうかを指定します。

“NO”が指定された場合または本オプションが省略された場合には、HTTPプロトコルでサーバ間の接続(配付、オンライン検索など)はできません。

本オプションが省略された場合、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。


serverprotocolオプション

サーバ間通信時に使用する通信種別を指定します。

本指定値は、サーバ定義時に通信種別の省略値として使用されます。コマンドによるサーバ定義時に通信種別指定を省略する場合、あて先サーバを自動定義する場合、および[資源配付]ウィンドウでサーバ定義を行う場合、本指定値が有効となります。

通信種別が混在する場合は、本オプション以外の指定は、drmsdfnコマンドによるサーバ定義を使用して指定してください。

また、本指定値は、資源受信時の応答、適用結果通知、オンライン検索の応答を行う場合の通信種別としても使用します。上位のサーバと通信する部門管理/業務サーバでも本オプションに通信種別を設定してください。

本オプションが省略された場合、本オプションに“TCP/IP”が指定されたものとみなします。


http_clientオプション

サーバからクライアントに資源をオンライン配付する際、通信プロトコルにHTTPプロトコルを使うかどうかを指定します。

“NO”が指定された場合、または省略された場合には、HTTPプロトコルでクライアントからの接続はできません。

本オプションが省略された場合、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。