全社一斉に始まる新規業務の資源、配付してすぐ使用する資源など、業務の運用にあわせて資源の適用のタイミングを指定できます。
適用タイミングの指定
管理者が適用予定日時を指定し配付すると、適用予定日時を経過した資源だけを適用します。適用予定日時は、適用方法を後刻適用として配付する場合に指定できます。
全社一斉に始まる新業務の資源は、新業務開始日を適用予定日時として、新業務開始日以前に資源を配付します。配付された資源は、適用予定日時を経過するまでは適用されません。適用予定日時を経過すると資源が適用され、一斉に新業務を開始できます。
資源の適用方法
資源を受信して続けて適用を行う即時適用
システムの起動を契機に適用するIPL適用
システムの起動を契機に適用予定日時を超えている資源だけを適用する後刻適用
利用者の指示を契機に適用する手動適用
強制配付
強制配付機能により、管理者の指示で強制的に各クライアントへ資源を配付/適用することができます。夜間に業務のレベルアップなどを行う場合には、管理者の指示で強制的にダウンロード/適用ができます。クライアントの夜間の業務レベルアップ作業に必要な電源制御については、“リモートからの電源制御”を参照してください。
サーバ/クライアントの同期適用
部門管理/業務サーバとその配下に接続されているクライアントを1つの単位として扱い、サーバ用・クライアント用資源の適用を、同期をとって行うことができます。資源の適用の同期をとることで、クライアント・サーバ型の新業務を全社一斉に開始することが容易になります。サーバ用・クライアント用の資源は、メンテナンス版数として配付することで、同期をとった適用が可能です。また、メンテナンス版数の適用結果から、新業務が運用可能な状態になっているか、容易に確認が可能です。
また、データ量の大きい資源を配付する場合、事前配付により、適用予定日時よりも前に資源をクライアントまで配付しておき、適用予定日時に一斉に適用することが可能です。
注意
適用予定日時を設定し、通常に資源を配付した場合、設定した日時を経過するまで、クライアントへ資源をダウンロードすることはできません。適用予定日時を設定し、事前配付で資源を配付した場合、設定した日時を経過しなくてもクライアントへ資源をダウンロードできます。