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Systemwalker Centric Manager 解説書

1.4 インストール種別

Systemwalker Centric Managerは、通信負荷を軽減し、システムを効率的に管理するため階層構造を構築して管理します。

Systemwalker Centric Managerでは、インストール時に次の5種類のインストール種別からコンピュータにインストールする種別を選択します。インストール種別により、階層構造での位置や役割が異なります。それぞれのサーバおよびクライアントの役割を説明します。

各インストール種別をインストールできるOS

動作OSの詳細については“OS”を参照してください。

運用管理サーバ

集中管理を行うためのサーバです。システムから収集した情報は、運用管理サーバ上で管理します。管理者は、運用管理サーバに接続したコンソール(運用管理クライアント)から監視、操作などを行います。

Windows版Systemwalker Centric Managerの場合、運用管理サーバに運用管理クライアント機能が包含されています。

部門管理サーバ

システム全体で管理対象のノードが多い場合や地域的に離れている場合などは、負荷分散のために部門管理サーバを設置します。

部門内の管理を行うためのサーバで、以下の役割を持ちます。

部門管理サーバは管理するだけでなく、業務サーバと同様に被管理対象となります。

業務サーバ

被管理対象となるサーバです。運用管理サーバまたは部門管理サーバから管理されます。管理されるだけでなく、資源の配付、イベント通知、情報集中のための中継としての役割も果たします。

ポイント

Systemwalker Service Quality Coordinator Agentの有効化について

業務サーバをインストールすると、Systemwalker Service Quality Coordinator Agentが無効化された状態で同時にインストールされます。

Systemwalker Service Quality Coordinator を有効化する方法は、Systemwalker技術情報ホームページに公開されている、以下のマニュアルを参照してください。

  • Systemwalker技術情報ホームページ

    http://systemwalker.fujitsu.com/jp/man/

    マニュアル名

    Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書 (Systemwalker Centric Manager 業務サーバ Agentバンドル編)

また、Systemwalker Service Quality Coordinator Agentを有効化する場合、Systemwalker Service Quality Coordinator プロセッサライセンス(Agent for Server用、またはAgent for Business用)が必要です。

運用管理クライアント

運用管理サーバに接続して管理するためのコンソールです。管理者は、運用管理クライアントから監視、操作を行います。
運用管理クライアントは、Windows OSのPC端末に作成します。UNIX版Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバを使用する場合、必ず1台以上のPC端末を運用管理クライアントとして用意してください。Windows版Systemwalker Centric Managerの場合は、運用管理サーバで兼務することができます。

ポイント

運用管理クライアントの接続台数

1台の運用管理サーバに同時に接続可能な運用管理クライアントは、以下の台数までです。

  • Systemwalker Centric Manager SEの場合 : 8台まで

  • Systemwalker Centric Manager EE/GEEの場合 : 50台まで

クライアント

被管理のクライアントPCです。

以下に、管理形態のモデルを示します。

ライセンスとインストール種別の関係

購入したライセンスとインストールできる種別の関係は以下のとおりです。

ライセンス

インストール種別

マネージャ

運用管理サーバ

エージェント

部門管理サーバ

業務サーバ

クライアント

運用管理クライアント

クライアント

イベント監視エージェント

業務サーバ (イベント監視機能)

資源配付エージェント

業務サーバ (資源配付機能)

資源配付クライアント

運用管理クライアント (資源配付機能)

クライアント (資源配付機能)