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Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition2.3.36 クラスタ待機系監視環境定義ファイル【UNIX版】

ファイル名

opaclsconf

使用用途

運用管理サーバの待機系監視を使用する場合に、動作環境を定義します。

格納場所

Solaris
Linux

/etc/opt/FJSVsagt/

ファイル形式

SAVMSGNUM 100
CONRTRYTM 30
SCRFLG	 on
SCRTIME 30
SCRNUM	 3
SERVICENAME uxpopagt

パラメタ

SAVMSGNUM:

運用系ノードと待機系ノードのSystemwalkerが通信不可状態の時に、待機系ノードで監視対象メッセージが発生した場合、待機系ノードはそのメッセージを一時ファイルに保存します。SAVMSGNUMでは一時ファイルに保存するメッセージ数を100~500で指定します。デフォルトは100です。

一時ファイルに保存されたメッセージは、Systemwalker同士の通信が可能となった時に、運用系ノードに転送されます。

CONRTRYTM:

待機系ノードのSystemwalkerが運用系ノードへの接続に失敗した場合に行う、接続リトライ処理の間隔(秒)を、10~3600で指定します。デフォルトは30です。

SCRFLG:

送達確認機能(注1)を使用する場合は“on”、使用しない場合は“off”を指定します。デフォルトは“on”です。

SCRTIME:

待機系から運用系に送信したデータに対して送達確認が送信されて来ない場合に行う、データ送信リトライ処理の時間間隔(秒)を10~180で指定します。デフォルトは30です。

SCRNUM:

待機系から運用系に送信したデータに対して送達確認が送信されて来ない場合に行う、データ送信リトライ処理の回数を0~10で指定します。デフォルトは3です。

SERVICENAME:

待機系ノードのSystemwalkerから運用系ノードに接続する際に使用するサービス名を指定します(注2)。デフォルトは“uxpopagt”です。

注1)

待機系から運用系へのデータ送信に対し、運用系からデータ受信完了を通知させる機能です。

注2)

システム監視エージェントが使用するサービス名(通信環境定義-通信環境定義詳細-動作設定-動作設定詳細-サービス名  デフォルトは“uxpopagt”)と同じサービス名を定義します。必ず/etc/inet/servicesファイルに定義されたサービス名と一致させてください。

参照

stpopasyslog(syslog携停止コマンド)UNIX版】

stropasyslog(syslog連携起動コマ)UNIX版】

クラスタノード定義ファイル

注意事項

使用例

以下の構成の場合について説明します。

NodeANodeB:

OSのホスト名(Solaris版)

またはコンピュータ名(Windows版)

aaabbb:

システム監視の[通信環境定義詳細]の[自ホスト名]で[ユーザ指定]したホスト名

クラスタノード定義ファイルの定義と、クラスタ待機系監視環境定義ファイルのOWNHOSTGET およびOWNHOSTNAMEの定義の関係は以下のようになります。