ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル

Enterprise EditionGlobal Enterprise Edition1.2.217 mpsupclt(クラスタの環境設定コマンド)【UNIX版】

機能説明

本コマンドは、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバまたは部門管理サーバをクラスタ環境(対応しているのは、PRIMECLUSTERまたはSun Clusterです。)で運用できるように設定します。

記述形式

mpsupclt

-k 種別 -i 引き継ぎIPアドレス -h ホスト名 -m マウントポイント [-I] [-mix]

オプション

-k 種別:

セットアップするノードの種別を以下から指定します。

Primary:

プライマリ・ノードのセットアップ時に指定します。

Secondary:

セカンダリ・ノードのセットアップ時に指定します。

-i 引き継ぎ用IPアドレス:

Systemwalker Centric Managerで使用する引き継ぎIPアドレスを指定します。

-h ホスト名:

引き継ぎIPアドレスに対するネットワークのホスト名を指定します。

-m マウントポイント:

切り替えディスク上に設定したパーティションを以下のマウントするディレクトリに設定したものを指定します。

  • Solaris版の場合:/etc/vfstab

  • Linux版の場合

    • PRIMECLUSTER 4.2A00を使用している場合:/etc/fstab

    • PRIMECLUSTER 4.2A30以降を使用している場合:/etc/fstab.pcl

-I:

本オプションは、クラスタのセットアップ後に自動的にSystemwalker Centric Managerの環境構築まで実施する場合に指定します。本オプションを用意する場合、環境構築処理で必要な情報を記述したファイルを指定する必要があります。ファイルの詳細については、“環境構築情報ファイル【UNIX版】”を参照してください。

-mix:

本オプションは、同一マシン上にInterstage(またはObjectDirector)がインストールされている環境で、運用管理サーバのクラスタ設定を行う場合に指定します。Interstage(またはObjectDirector)と共存しない環境では、本オプションは指定しないでください。

復帰値

0

正常終了

1

異常終了

参照

mpsupunc(クラス環境設定の解除コマンド)【UNIX版】

環境構築報ファイ【UNIX版】

クラスタ情の登録/削除用コマンド

コマンド格納場所

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

実行に必要な権限/実行環境

注意事項

使用例

プライマリ・ノードでセットアップを実施します。なお、引き継ぎIPアドレスは“10.100.123.40”、引き継ぎホスト名は“clhost”、共有ディスクのマウントポイントは“/share”とします。

mpsupclt -k Primary -i 10.100.123.40 -h clhost -m /share