ディレクタデータファイルのサイズの見積り式について以下に示します。
ダイレクトアクセス機能を使用しない場合
定義単位 | 変動要因 | サイズ(バイト) |
---|---|---|
ディレクタデータファイル |
| 46,000 + ((76 + r) × (DAn + Un)) ×Fα |
注1)追加レコード件数とは、shundimportコマンドまたはアプリケーションから追加する総レコード件数です。
注2)更新レコード件数とは、shundcdsコマンドを実行するまでに更新または削除を行ったレコード件数です。
見積り例
ディレクタデータファイルのサイズの見積り例を以下に示します。
変動要因が以下の条件の場合
レコードの平均サイズ:4,000(バイト)
追加レコード件数:100,000(件)
更新レコード件数:1,000(件)
安全率:1.3
46,000 + ((76 + 4,000) × (100,000 + 1,000)) × 1.3 = 535,224,800バイト(約511MB)
ダイレクトアクセス機能を使用する場合
定義単位 | 変動要因 | サイズ(バイト) |
---|---|---|
ディレクタデータファイル |
| 46,000 + ((92 + r + DKz) × (DAn + Un)) × Fα |
注1)追加レコード件数とは、shundimportコマンドまたはアプリケーションから追加する総レコード件数です。
注2)更新レコード件数とは、shundcdsコマンドを実行するまでに更新または削除を行ったレコード件数です。
注3)ダイレクトアクセスキーの平均サイズとは、1レコード中に記載されているダイレクトアクセスキー対象要素の平均サイズです。
見積り例
ディレクタデータファイルのサイズの見積り例を以下に示します。
変動要因が以下の条件の場合
レコードの平均サイズ:4,000(バイト)
追加レコード件数:100,000(件)
更新レコード件数:1,000(件)
ダイレクトアクセスキーの平均サイズ:12バイト
(キー名:KEY1のサイズは4バイト、KEY2のサイズは8バイトとします)
安全率:1.3
46,000 + ((92 + 4,000 + 12) × (100,000 + 1,000)) × 1.3 = 538,901,200バイト(約514MB)
注意
director用動作環境ファイルのMaxDataFileSizeパラメタには、ディレクタデータファイルのサイズの見積り結果を指定してください。
shundcdsコマンドによるディレクタデータファイルの最適化を行う場合は、一時的にディレクタデータファイルの2倍のサイズのディスク領域を使用します。そのため、ディレクタデータファイルを配置するディスクには、ディレクタデータファイルのサイズの見積り結果の2倍以上の空き領域が必要です。