Shunsaku運用中に代替searcherを追加することができます。代替searcherの追加する手順を以下に示します。
代替searcherのインストールおよびセットアップを行います。
通常使用するサーチサーバとは異なるサーチサーバに代替searcherをインストールします。代替searcherのインストールおよびセットアップは、searcherのインストールと同様です。
参照
searcherのインストールおよびセットアップの詳細については、“インストールガイド”の“サーチサーバ増設時のインストールおよびセットアップ”を参照してください。
注意
代替searcherをどのdirectorからも利用できるように配置する場合、運用のサーチサーバのsearcher用動作環境ファイルでSearchDataFileFolderパラメタを指定しているときは、対応する代替searcherのsearcher用動作環境ファイルにも指定が必要です。
システム用動作環境ファイルの編集と配布を行います。
システム用動作環境ファイルの編集は、conductorを配置するディレクタサーバで行います。
システム用動作環境ファイルの編集時に代替searcherの情報を追加します。
代替searcherの情報は、AlternativeSearcherパラメタを追加し、代替searcherのsearcher識別子名、ホスト名またはIPアドレスおよびdirectorからの要求を受け付けるポート番号を指定します。利用可能なdirectorを限定したい場合には、最後にdirector識別子を指定します。
例
#---代替searcherのサーバ情報---# AlternativeSearcher shuns4w SchWSvr04 23501 shund1 AlternativeSearcher shuns5w SchWSvr05 23501 shund2 AlternativeSearcher shuns6w SchWSvr06 23501
編集後、システム用動作環境ファイルを、全サーバに配布します。
参照
システム用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細については、“A.1 システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。
注意
システム用動作環境ファイルを全サーバのShunsakuのインストール先のフォルダ\etc\system配下に配布してください。
システム用動作環境ファイルを全サーバの/etc/opt/FJSVshnsk/etc/system配下に配布してください。
システム用動作環境ファイルに、IPアドレスを用いずにホスト名を指定した場合は、conductorを配置するディレクタサーバの以下のファイルに、増設するサーチサーバのIPアドレスとホスト名を指定します。
Windowsの場合
Windowsのインストール先のフォルダ\system32\drivers\etc\hosts
Linux/Solarisの場合
/etc/hosts
代替searcherを動的に追加します。
すべてのディレクタサーバ上において、shunsyscfgeditコマンドを実行し、システム用動作環境ファイルのAlternativeSearcherパラメタに指定した代替searcherの情報を動的追加します。
shunsyscfgedit -n Shunsakuシステム名
代替searcherを起動します。
代替searcherを起動する前に、代替searcherを配置したサーチサーバにおいてshunsserviceコマンドを実行して、サービスの登録を行います。
shunsservice -n Shunsakuシステム名 -s 代替searcher識別子
代替searcherを起動します。代替searcherを配置したサーチサーバにおいてshunsysstartコマンドを実行してください。
shunsysstart -n Shunsakuシステム名