V9.0.2では、V9.0.1以前と比べて以下の機能の動作に違いがあります。
Shunsakuの64ビット対応に伴い、Shunsaku Fileを操作する場合に使用する関数を変更しました。
このため、ShunGetConnectAttr関数またはShunSetConnectAttr関数を利用して32ビット用アプリケーションを64ビット用に移行する場合、関数の変更が必要になります。詳細については、“アプリケーション開発ガイド”の“32ビットから64ビットへの移行時の注意”を参照してください。
V9.0.1では、以下の関数を用いてShunsaku Fileを操作していました。
ShunGetConnectAttr
ShunSetConnectAttr
V9.0.2では、以下の新しい関数を用いてShunsaku Fileを操作します。
ShunGetShunsakuFile
ShunSetShunsakuFile
OSが動的使用するポート番号との重複を避けるため、API用動作環境ファイルまたはアプリケーションに接続先ポート番号の指定がない場合に、APIが使用する接続先ポート番号(省略値)を以下に変更しました。
Shunsakuのバージョン | 省略時の接続先ポート番号 |
---|---|
V9.0.1以前 | 33101 |
V9.0.2 | 23101 |
API用動作環境ファイルに接続先ポート番号の指定がない、かつ以下の関数またはメソッドをアプリケーションで使用してShunsakuに接続している場合は、システム用動作環境ファイルのConductorパラメタの受付要求ポート番号を“23101”に変更してください。
API | 関数またはメソッド |
---|---|
Java API | ShunConnectionクラスの引数なしのコンストラクタ |
.NET API | ShunServiceクラスの引数なしのコンストラクタ |
C API | ShunConnect関数のパラメタPort_Numberに0を指定 |
“23101”が他のシステムで使用済みの場合は、OSが動的使用するポート番号と重複しない番号を割当ててください。この場合、API用動作環境ファイルに接続先のポート番号を設定する、またはアプリケーションでポート番号を指定するよう、修正してください。
参照
API用動作環境ファイルに接続先のポート番号を設定する方法は、“アプリケーション開発ガイド”の“API用動作環境ファイルの設定によりコネクションを確立する方法”を参照してください。
アプリケーションでポート番号を指定する方法は、“アプリケーション開発ガイド”の“ホスト名とポート番号を直接指定する方法”を参照してください。
システム用動作環境ファイルの詳細については、“導入・運用ガイド”の“システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。
API用動作環境ファイルの詳細については、“アプリケーション開発ガイド”の“API用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。