クラスタで部門管理サーバが提供している機能を監視する場合、機能を提供しているプロセスごとに監視することができます。これにより運用系でフェールオーバする条件を、詳細に定義できます。
プロセスに異常が発生した場合の設定として、以下の設定ができます。
フェールオーバを行う。
異常発生の通知だけ行う。
通知およびフェールオーバしない。
部門管理サーバを運用する上で重要な機能だけ、フェールオーバするよう設計してください。
プロセス監視機能およびフェールオーバの設定は、プライマリノードおよびセカンダリノードで行います。設定手順の詳細は、“プロセス監視機能をカスタマイズする”を参照してください。
例
ネットワーク管理機能でフェールオーバの設計を行う場合の例を説明します。以下に、ネットワーク管理機能で起動するプロセスのイメージ図を示します。
上記のイメージ図でフェールオーバの動作をカスタマイズできるのは、以下の機能単位となります。
Systemwalker Nmsmgr
例えば、ネットワーク管理でSystemwalker Nmsmgrをプロセス監視の対象とし、フェールオーバするように設定した場合、Systemwalker Nmsmgrを構成している1つのプロセスに異常が発生したときにフェールオーバします。
プロセス監視機能およびフェールオーバの設定は、以下のファイルで行います。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\pmon\etc\mppmon.usr |
設定方法の詳細は、“プロセス監視機能をカスタマイズする”を参照してください。