Linkexpress メッセージ集
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目次
索引

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TR14032,TR24032,TR34032
Communication error(protocol_name,code) |
通信エラーが発生しました(protocol_name,code) |
[メッセージ種別]
エラー
[メッセージの意味]
通信エラーが発生しました。
[パラメタの意味]
- protocol_name : 通信プロトコル名です。以下に通信プロトコル名の詳細を示します。
FTP : TCP/IP(FTP)プロトコルです。
FTP+ : TCP/IP(FTP+)プロトコルです。
FTPM : TCP/IP(FTPM)プロトコルです。
HTTP : TCP/IP(HTTP)プロトコルです。
HTTPS : TCP/IP(HTTPS)プロトコルです。
HICS : FNA(HICS)プロトコルです。
SAN : SANプロトコルです。
- code : 理由コードです。通信プロトコルごとに意味が異なります。
TCP/IP(FTP系)の場合 : TCP/IP(FTP系)のエラーメッセージを参照してください。
TCP/IP(HTTP系)の場合 : TCP/IP(HTTP系)の理由コードを参照してください。
FNAの場合 : FNAの理由コードを参照してください。
SANの場合 : SANの理由コードを参照してください。
[オペレータの処置]
出力されている理由コード、および相手システムの出力メッセージを確認し、エラーの原因を取り除いてください。相手システムとの通信中でエラーを検知した場合であり、相手システムのエラーが原因で本メッセージを出力している可能性があります。
TR24032メッセージが出力される場合、起動側動作の場合です。通信路上の一時的なエラー発生の可能性があるため、転送要求(ジョブ結果通知を含みます)をリトライしてください。Linkexpress V5.0L10相当以降で簡易導入機能を利用されていない場合は、ネットワーク定義でautorecoveryオペランドにより自動リトライを指定してください。
TR34032メッセージが出力される場合、応答側動作の場合です。通信路上の一時的なエラー発生の可能性があるため、相手側(起動側)システムから転送要求をリトライしてください。
また、以下の原因が考えられます。
- 負荷が高い回線(LAN)で、大量データを転送している場合、本メッセージが出力される場合があります。この場合は、転送を再実行してください。また、頻発する場合は、ネットワーク定義のspeedオペランドで転送速度上限値を設定してください。
speedオペランドについては「導入ガイド」の「6.5.5.7.51 speedオペランド(node,path定義命令)」を参照してください。
- 起動側動作(TR24032メッセージ出力)で、ファイル転送のたびに本メッセージが出力される場合は、以下の原因が考えられます。なお、自側システムと相手側システムの接続定義例については、「導入ガイド」の「付録A 接続定義サンプル」を参照してください。
- 相手側システムのファイル転送製品が未起動です。または、自側システムのネットワーク定義で指定した相手側ポート番号(portオペランド)が、相手側システムのファイル転送製品のポート番号と一致していません。起動状態の確認、およびポート番号を確認してください。
- 相手側システムのhostsファイルに誤りがあります。自側システムのIPアドレスが正しく相手側システムのhostsファイルに定義されているかを確認してください。
- ネットワーク定義に指定した業務番号(req_pathオペランド)が、相手側システムのネットワーク定義に指定した業務番号(ind_pathオペランド)と一致していません。この場合、ネットワーク定義node定義命令nameオペランドに指定した相手システム名との組み合わせが正しいか、確認してください。
- 自側システムがクラスタシステム(運用待機、または相互待機)、またはLAN二重化環境の場合、自側システムのネットワーク定義comdef定義命令nodeオペランド、またはpath定義命令own_nodeオペランドの自サーバ名情報(hostsファイルのIPアドレスと連動)と、相手側システムのネットワーク定義node定義命令nameオペランドのサーバ名情報(hostsファイルのIPアドレスと連動)が一致しているか確認してください。
- 相手側システムが相互待機システム、またはLAN二重化環境の場合、相手側システムのネットワーク定義path定義命令own_nodeオペランドのサーバ名情報が、相手側システムのhostsファイルに正しく設定されているか確認してください。
- "425 Can't open data connection"が出力される場合、以下の可能性があります。
- ファイアウォール設定でNAT変換を実施しており、正しくNAT変換できていない可能性があります。「導入ガイド」の「付録B ファイアウォール環境への導入時の注意事項」を参照してください。
- 応答側システムで利用者プログラムを利用されている場合、利用者プログラムからのgetinf()関数、またはftrnrsp()関数の発行が遅延している可能性があります。
- 応答側システムでLinkexpressの上位動作製品を利用されている場合、上位動作製品からの応答が遅延している可能性があります。
- 相手側システムがLinkexpressの場合、相手側システムのネットワーク定義に誤りの可能性があります。相手側システムのネットワーク定義でdportオペランドが指定されている場合、dportオペランド指定値が相手側システムのservicesファイルで設定済みのポート番号と重複していることが考えられます。dportオペランドには、重複しないポート番号を指定するか、またはdportオペランド自体を省略してください。
- "534 Can't open connection"が出力される場合、以下の可能性があります。
- 相手側システムの電源が投入されていない、または相手側システムのファイル転送製品が起動されていない可能性があります。
- 自側システムで設定した相手側システムのセキュリティ情報(ユーザID、およびパスワード)が、相手側システムのセキュリティチェック(参入権チェック)でエラーを検出した可能性があります。
- 自側システムで設定した相手側システム名、またはhostsファイルで定義した相手システムのIPアドレスが間違っている可能性があります。
- 相手側システムがLinkexpressの場合、相手側システムのネットワーク定義に誤りの可能性があります。相手側システムのネットワーク定義でdportオペランドが指定されている場合、dportオペランド指定値が相手側システムのservicesファイルで設定済みのポート番号と重複していることが考えられます。dportオペランドには、重複しないポート番号を指定するか、またはdportオペランド自体を省略してください。
- "534 Can't open connection: bind() error: Address already in use."が出力される場合、システムのSERVICESファイルに設定したLinkexpressのポート番号が他のアプリケーションで使用中です。Linkexpressのポート番号を利用しているアプリケーションを停止するか、重複しないポート番号をSERVICESファイルに設定してLinkexpressを再起動してください。
- "451 Requested action aborted: Not recognized by program.(node or appl-number or own_node negative"が出力される場合、自側システムと相手側システムの定義情報が一致していません。相手側システムのhostsファイルに正しい自側システムのIPアドレスが設定されており、そのホスト名が正しく相手側システムのネットワーク定義に定義されているか、または自側システムのネットワーク定義のreq_pathと相手側システムのネットワーク定義のind_pathが正しい値になっているかを確認してください。
なお、自側システムと相手側システムの接続定義例については、「導入ガイド」の「付録A 接続定義サンプル」を参照してください。
- 応答側システムがLinkexpressの応答側利用者プログラムを使用している場合、以下の原因が考えられます。
- 常駐型利用者プログラムによる応答側転送
常駐型の場合、起動側システムが要求を発行する前に自システム(応答側システム)の利用者プログラムがgetinf()関数、またはInitializeメソッドを正しく発行できていない可能性があります。
常駐型利用者プログラムについては、「利用者プログラム開発ガイド」の「5.5 転送監視型(応答側)利用者プログラムの動作例」を参照してください。
- 非常駐型利用者プログラムによる応答側転送
非常駐型の場合、起動側システムの要求と連動してLinkexpressが応答側利用者プログラムを起動します。Linkexpressが利用者プログラムを認識できるようにネットワーク定義(path定義命令とappl定義命令)で通信パスと利用者プログラム(実行ファイル名)の関連付けを定義する必要があります。
- 相手システムがサポートしている機能により、以下の原因が考えられます。
- ネットワーク定義とHOSTS(hosts)ファイルの記述に矛盾があります。内容を確認してください。
- servicesファイルに記述したlnkexpfのポート番号が、他のサービスのポート番号と重複している可能性があります。他のサービスと重複しないポート番号をlnkexpfに設定してください。
servicesファイルの設定については、「導入ガイド」の「3.2.1 ポート番号とサーバ情報の登録」を参照してください。
- 相手システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEのLinkexpress File TransferまたはDTSで、codeが "501 Syntax error in parameters or arguments."と出力される場合、相手システム側で無通信タイムアウトエラーが発生している可能性があります。一時的なネットワーク無通信の可能性があるため、起動側からファイル転送をリトライしてください。
- 相手システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEのLinkexpress File TransferまたはDTSで、"550 Requested action not taken;file is not on VOLUME"が出力される場合、仮想ファイル名の指定方法に誤りの可能性があります。「運用ガイド」の「1.2.4 相手システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合の仮想ファイル名指定方法」を参照してください。
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