Linkexpress 導入ガイド
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B.1 FTPプロトコルでのコネクション確立シーケンス(前提知識)
FTPプロトコルは、以下の2つのコネクションを利用してファイル転送を実現しています。なお、FTP+/FTPMプロトコルについても同様です。
- 制御コネクション(FTPプロトコル電文を受け渡しするコネクションです)
- データコネクション(ファイル転送データを受け渡しするコネクションです)
ファイアウォールは、これらのコネクション確立の際にポートフィルタリング等の制御を実施します。このため、前提知識としてFTPプロトコルにおけるコネクション確立シーケンスを以下に図示します。
なお、FTPプロトコルでは、以下の2つのモードがあり、データコネクション確立方向が異なります。
- PORTモード
- PASVモード(Linkexpress V3.0L10相当以降でサポートしています)

- 注1:
Linkexpressサーバは、servicesファイル内の "lnkexpf" (ダウンロード型システム連携では"lnkexpb")指定値で待ち受けします。なお、起動側から指定する応答側制御コネクションポート番号設定箇所は、ネットワーク定義node定義命令またはpath定義命令のportオペランドです。簡易導入機能利用時は、"9364"固定です。
標準FTPサーバの場合、応答側制御コネクションポート番号は "21" です。
- 注2:
ネットワーク定義comdef定義命令のdportオペランド指定値です。dportオペランド省略時は空きポートが動的に割り当てられます。簡易導入機能利用時は、空きポートが動的に割り当てられます。

- 注1:
起動側システムが簡易導入機能利用時は、PASVモードでは動作しません。また、起動側・応答側システムとも、Linkexpress V3.0L10相当以降でPASVモードをサポートしています。
- 注2:
Linkexpressサーバは、servicesファイル内の "lnkexpf" (ダウンロード型システム連携では"lnkexpb")指定値で待ち受けします。なお、起動側から指定する応答側制御コネクションポート番号設定箇所は、ネットワーク定義node定義命令またはpath定義命令のportオペランドです。
標準FTPサーバの場合、応答側制御コネクションポート番号は "21" です。
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