Linkexpress 導入ガイド
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第7章 サーバグループ定義の設定(Linkexpressサーバ)

7.1 サーバグループ定義とは

サーバグループ定義は、Linkexpressサーバ間でリアルタイム情報やステータス情報など、業務の実行以外で情報をやり取りするために必要な利用者名とそのパスワードを接続する相手システムすべてに対して定義するものです。

Linkexpress V5.0L10相当以降では、簡易導入機能が利用できます。簡易導入機能を利用する場合は、サーバグループ定義は定義できません。

[サーバグループの範囲]

サーバグループは業務定義を実行・監視するLinkexpressサーバで構成します。サーバグループはPCサーバ、UNIXサーバ混在で構築することができます。業務定義を利用しないサーバ、または業務定義の運用、監視を行わないサーバはサーバグループに加える必要はありません。サーバグループ定義が不要なサーバは以下のとおりです。

[サーバグループ/制御サーバ/業務サーバ]

サーバグループは、制御サーバと業務サーバで構成されます。1つの制御サーバと、その制御サーバを通じて業務定義を登録・反映する1つまたは複数の業務サーバによって1つのサーバグループを構成しています。

業務サーバ :
Linkexpressを利用したジョブ実行およびデータ連携業務を行うサーバです。
制御サーバ :
業務サーバを一元管理するためのサーバです。業務サーバの1台をこの制御サーバと兼ねて運用することを推奨します。

サーバグループ内で業務の一元管理が可能なサーバは制御サーバだけです。業務定義の登録・反映を実施するサーバが複数必要な場合は、その制御サーバの役割をするサーバの数だけサーバグループを作成してください。

なお、サーバグループを構成する制御サーバと業務サーバの間には、業務情報用通信パスが必要です。

[セキュリティ保護について]

サーバグループ定義の内容はLinkexpressが暗号化して管理します。利用者はサーバグループ定義ユーティリティおよびコマンドを通じて定義情報を抽出/登録するため、サーバグループ定義ファイルの管理について意識する必要はありません。

関連項目


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