Linkexpress 導入ガイド
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6.5.5.7.16 dportオペランド(comdef定義命令)
[dport=データコネクションポート番号]
[内容]
protocolオペランドでTCP/IP(FTP系)を指定する場合で、かつ、自システムが応答側として動作する場合のデータコネクション確立要求元ポート番号を指定します。
本オペランドを省略した場合、データコネクション確立要求元ポート番号は1024以上の不定値となります。
pasv_mode=yesを指定した場合、本パラメタの指定は無効となります。
[形式]
データコネクション確立要求元ポート番号は、以下の範囲で指定します。
20、1024 〜 65535
本オペランドは、TCP/IP(FTP系)を使用する場合だけ有効です。TCP/IP(FTP系)以外を使用する場合は、本オペランドは意味を持ちません。
[注意事項]
- 本オペランドはLinkexpress for Windows NT V2.1L10相当(「マニュアル体系と読み方」の「バージョン・レベルの表記方法」参照)以降のサーバで利用可能です。
- 本オペランドは、ファイアウォール環境での利用を前提にしています。LinkexpressでTCP/IP(FTP系)のファイル転送を行う場合、以下の2つの条件を満たす事でファイアウォールを越えることが可能です。ただし、プロキシサーバを利用したファイアウォール環境には対応していません。
- TCP/IP(FTP+, FTPM, FTP)プロトコルを利用する。
- システムのセキュリティポリシーが、FTPによるファイル転送を許可している。
- 上記の条件の場合に本オペランドが有効です。推奨値は"20"です。
- 本オペランドを省略した場合、データコネクション確立要求元ポート番号が1024以上の不定値になるため、ファイアウォール製品で1024以上のポート番号を透過可能にする必要があります。複数のポート番号を透過可能にするとセキュリティが弱くなるので、本オペランドでデータコネクション確立要求元ポート番号を固定することをお勧めします。
- 本オペランドは、システムのservicesファイルで設定済みのポート番号と重複しないポート番号を設定してください。特にLinkexpressのservicesファイル設定情報であるlnkexpf(9364)などの値は、設定しないでください。
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