Linkexpress 導入ガイド
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第1章 導入・構築の流れ> 1.1 導入前の留意事項

1.1.1 通信プロトコルの対応

Linkexpressでは以下のプロトコルに対応しています。なお、マニュアルではFTP,FTPM,FTP+をTCP/IP(FTP系)、HTTP,HTTPSをTCP/IP(HTTP系)と表現することがあります。

転送プロトコルの説明は、「解説書」の「3.1.1 機能説明」を参照してください。また、転送プロトコルは、プラットホーム、および製品によってサポート有無が異なります。詳細は「解説書」の「3.1.4 機能面の差異」を参照してください。

なお、全ての転送プロトコルは、冗送設計となっています。冗送設計とは、ファイル転送の起動側システム(ファイル転送の要求側)と応答側システムで正常/異常の判断が異なる場合、起動側システムで異常を検知します。起動側システムで異常を検知した場合、ファイル転送のリトライ処理が可能となり、応答側システムでは二重(冗送)でデータを受信することがあります。
このため、冗送が発生することを考慮して、システム運用の設計を行ってください。
ただし、FTPプロトコルを除くその他のプロトコルでは、最終応答電文の通知に失敗した場合のみ冗送が発生します。最終応答電文の通知失敗は非常に稀なタイミングです。

注1) グローバルサーバ/PRIMEFORCEのDTSではFTPMプロトコルをBFTPと定義します。プロトコル名が異なりますので定義時にはご注意願います。
注2) Linkexpress Enterprise Edition、またはLinkexpress Advanced Edition がサポートしています。
注3) HICSプロトコルの1次側として動作するシステムとして、Linkexpress File TransferとHICSがあります。
また、FNA(HICS)を使用するためには、以下のネットワーク製品のインストールが必要です。

注4) Linkexpress Enterprise Edition、またはLinkexpress SAN optionがサポートしています。
また、SANを使用するためには、以下のネットワーク製品のインストールが必要です。


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