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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.48 rdbps

名前

rdbps - アプリケーションやRDBコマンドの実行状況の出力

形式-1(実行状況の出力)

rdbps [ -u ログイン名 ]
      [ -s [ p ] ]
      [ -r ]
      [ -i [ { a | n | an } ] ]
      [ -p プロセスID ]
      [ -l ]
      [ -e ]
      [ -x { 出力情報種別 [,出力情報種別] } ]
      [ -c ]

形式-2(他ノードからの実行状況の出力)

rdbps -R

機能説明

アプリケーションやRDBコマンドの実行状況を出力します。
全オプションを省略した場合は、アプリケーションやRDBコマンドの実行状況の概略のみを出力します。

オプション

-u ログイン名

指定したログイン名でSymfoware/RDBにコネクションを接続したアプリケーションおよび指定したログイン名で実行したRDBコマンドに関する情報を出力します。

-s [ p ]

アプリケーションに関するSQL情報を付加して出力します。
-spオプションが指定された場合、並列クエリに関する情報を付加して出力します。

-r

アプリケーションに関する入出力情報を付加して出力します。

-i [{ a | n | an }]

アプリケーションに関する入出力情報を、DSI単位に出力します。
-iaオプションが指定された場合、アプリケーションでアクセスを行ったDSIに関する情報のみを出力します。
-inオプションが指定された場合、DSIが偏在しているRDBシステム名を追加して表示します。
-ianオプションが指定された場合、アプリケーションでアクセスを行ったDSIに関する情報のみ表示し、そのDSIが偏在しているRDBシステム名を追加して表示します。
-inオプションおよび-ianオプションは、ロードシェア運用の場合に指定できます。

-p プロセスID

指定したプロセスIDのアプリケーションまたはRDBコマンドに関する情報を出力します。

-l

アプリケーションに関するロードシェア運用固有の性能情報を表示します。
本オプションは、ロードシェア運用の場合に指定できます。

-e

各オプションに対応する拡張情報を表示する場合に指定します。
本オプション指定時に表示される情報は、今後追加される場合があります。

-x { 出力情報種別 [,出力情報種別] }

XMLアダプタプロセスおよびTextアダプタプロセスに関する情報を出力します。
XMLアダプタプロセスに関する情報を出力する場合は、出力情報種別に“xml”を指定します。
Textアダプタプロセスに関する情報を出力する場合は、出力情報種別に“text”を指定します。
本オプションは、XMLアダプタまたはTextアダプタを使用している場合に指定できます。

-c

アプリケーションのコネクションに関する情報を出力します。

-R

他ノードのRDBシステムからリモートアクセスを行っているアプリケーションおよびRDBコマンドの一覧を表示します。
本オプションは、ロードシェア運用の場合に指定できます。

使用例

例1

ログイン名“i4874”で接続したアプリケーションおよび実行したRDBコマンドの実行状況を出力します。

rdbps -u i4874
例2

ロードシェア運用で他ノードのRDBシステムからリモートアクセスを行っているアプリケーションおよびRDBコマンドの一覧を表示します。

rdbps -R

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

表示項目の見出しと意味

オプションに関係なく出力される見出し

Elapse

Symfoware/RDBに接続してからの経過時間(単位は秒)

Name

モジュール名

  • RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにADDRESSを指定した場合、または省略した場合

    システム内通信のアプリケーション : アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
    トランザクションモニタ配下のアプリケーション : データベース名/コネクション名
    RDB2_TCP接続のアプリケーション : 接続端末のIPアドレス/コネクション名
    RDA-SV接続のアプリケーション : 接続端末のIPアドレス/コネクション名(Solarisの場合のみ表示)
    RDBコマンド : RDBコマンド名
    ODOS連携のODBCアプリケーション : 接続端末のIPアドレス/データソース名またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名

  • RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにNAMEを指定した場合

    システム内通信のアプリケーション : アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
    トランザクションモニタ配下のアプリケーション : データベース名/コネクション名
    RDB2_TCP接続のアプリケーション : 接続端末のホスト名/コネクション名
    RDA-SV接続のアプリケーション : 接続端末のホスト名/コネクション名(Solarisの場合のみ表示)
    RDBコマンド : RDBコマンド名
    ODOS連携のODBCアプリケーション : 接続端末のホスト名/データソース名またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名

Pid

プロセスID

Status

動作状況
ACT : Symfoware/RDBプロセス内で動作中
INACT : Symfoware/RDBプロセス外で動作中

Type

クライアントプロセス種別
SQL : システム内通信のアプリケーション
SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
TCP/IP : RDB2_TCP接続のアプリケーション
RDA-SV : RDA-SV接続のアプリケーション(Solarisの場合のみ表示)
RDBCMD : RDBコマンド
ODOS : ODOS連携のODBCアプリケーション

Uid

ログイン名

-sオプションを指定した場合

SQL-Information
AccTbl

アプリケーションのアクセステーブル数

Bind(Ins/Upd/Del/Sel/Opn/Cal)

トータルのSQL文コンパイル回数 (INSERT/UPDATE/DELETE/SELECT/OPEN/CALL)

Com(Req/Real)

通信回数 (通信要求回数/実通信回数)

Exec(Ins/Upd/Del/Sel/Opn/Cal)

トータルのSQL文実行回数 (INSERT/UPDATE/DELETE/SELECT/OPEN/CALL)

Fet(Req/Real)

データ返却通信回数 (データ返却要求回数/実データ返却通信回数)

Mem(k)

アプリケーションで使用したメモリ量(単位はキロバイト)

Opl(Cur/Max)

Opl情報 (Opl保持数/Opl保持数の最大値)

Sort(File/Total/Max)

ソート域情報 (外部ファイルによるソート使用回数/総ソート使用回数/最大ソート域サイズ(単位はキロバイト))

Time(Bind/Exec/Com)

トータル時間 (コンパイル時間/実行時間/通信時間)

Work(File/Total/Max)

作業テーブル情報 (外部ファイルによる作業テーブル使用回数/総作業テーブル使用回数/最大作業テーブルサイズ(単位はキロバイト))

-spオプション指定した場合

ParallelSql

並列指定のSQL文実行回数
(pオペランドを指定した場合のみ表示されます。)

ParallelCnt(Cur/Max)

1セションあたりの並列多重度(現在/最大)
(pオペランドを指定した場合のみ表示されます。)

-rオプションを指定した場合

Resource-Information
DeadLock

デッドロック回数

Index(R/W)

キーインデックス (インデックスを検索した回数/インデックスを更新した回数)

LockWait

占有待ち回数

Page(R/W)

ページ (ページの読込みを依頼した回数/ページの書込みを依頼した回数)

Record(R/W)

レコード (レコードを検索した回数/レコードを更新した回数)

WaitTime

総占有待ち時間(単位は秒)

-iオプションを指定した場合

DSI Resource-Information
DBName.DSIName

データベース名.DSI名

DeadLock

デッドロック回数

Index(R/W)

キーインデックス (インデックスを検索した回数/インデックスを更新した回数)

LockWait

占有待ち回数

Page(R/W)

ページ (ページの読込みを依頼した回数/ページの書込みを依頼した回数)

Record(R/W)

レコード (レコードを検索した回数/レコードを更新した回数)

System

RDBシステム名
(-inオプションおよび-ianオプションを指定した場合のみ表示)

WaitTime

総占有待ち時間(単位は秒)

-eオプションを指定した場合

Sid

セションID

TransactionCnt (Commit/Rollback)

トランザクション管理文実行回数(COMMIT文実行回数/ROLLBACK文実行回数)
(Symfoware/RDBが内部で発行したコミットおよびロールバックも含まれます)
(-sオプションを指定した場合のみ表示されます)

TransactionTime(Commit/Rollback)

トランザクション管理文実行時間(COMMIT文実行時間/ROLLBACK文実行時間) (単位は秒:ミリ秒)
(Symfoware/RDBが内部で発行したコミットおよびロールバックも含まれます)
(-sオプションを指定した場合のみ表示されます)

-lオプションを指定した場合
  
(ロードシェア運用の場合に表示されます)

LoadShare-Information(per System)
Mem(k)

アプリケーションで使用したメモリ量(単位はキロバイト)

RmtCom

アプリケーションが接続したRDBシステムと当該RDBシステム間でのリモートアクセスのための通信回数

RmtData

アプリケーションが接続したRDBシステムと当該システム間でのリモートアクセスのための通信データ量(単位はメガバイト)

RmtExec

当該RDBシステムにおけるリモートアクセスのための処理時間

RmtSql

当該RDBシステムに対してリモートアクセスを行ったSQL文の実行回数

Sort(File/Total/Max)

ソート用作業域情報
(当該RDBシステムにおける外部ファイルによるソート用作業域使用回数/総ソート用作業域使用回数/最大ソート用作業域サイズ)

System

RDBシステム名

Work(File/Total/Max)

作業テーブル情報
(当該RDBシステムにおける外部ファイルによる作業テーブル使用回数/総作業テーブル使用回数/最大作業テーブルサイズ)

LoadShare-Information(Total)
RmtCom

アプリケーション全体でのリモートアクセスのための通信回数

RmtData

アプリケーション全体でのリモートアクセスのための通信データ量(単位はメガバイト)

RmtExec

アプリケーション全体でのSymfoware/RDB内部におけるリモートアクセスのための処理時間

RmtSql

アプリケーションで実行したSQL文のうち、リモートアクセスを行ったSQL文の実行回数

-xオプションを指定した場合

XML-ADP-Information

(出力情報種別に“xml”を指定した場合のみ表示)

Anlz

XMLデータ解析回数

Attribute

XMLデータの属性数

Element

XMLデータの要素数

Exec

XMLデータ解析時間

Size

XMLデータサイズ

Text-ADP-Information

(出力情報種別に“text”を指定した場合のみ表示)

Exec

Accela BizSearchインデックスの検索時間

Num

検索結果件数

Req

Accela BizSearchへの依頼回数

-cオプションを指定した場合

Client-Information
Action

アクション情報
(常に“-----”を表示)

Client

クライアント情報
(Interstage Application Serverと連携している場合、Webサーバ情報を表示)
(Interstage Application Serverと連携していない場合、“-----”を表示)

Module

モジュール情報
(Interstage Application Serverと連携している場合、IJServer名を表示)
(Interstage Application Serverと連携していない場合、“-----”を表示)

-Rオプションを指定した場合
  
(ロードシェア運用の場合に表示されます)

RDBII rdbps Remote Acces Information
System

アプリケーションが接続したRDBシステム名