名前
rdbps - アプリケーションやRDBコマンドの実行状況の出力
形式-1(実行状況の出力)
rdbps [ -u ログイン名 ] [ -s [ p ] ] [ -r ] [ -i [ { a | n | an } ] ] [ -p プロセスID ] [ -l ] [ -e ] [ -x { 出力情報種別 [,出力情報種別] } ] [ -c ]
形式-2(他ノードからの実行状況の出力)
rdbps -R
機能説明
アプリケーションやRDBコマンドの実行状況を出力します。
全オプションを省略した場合は、アプリケーションやRDBコマンドの実行状況の概略のみを出力します。
オプション
指定したログイン名でSymfoware/RDBにコネクションを接続したアプリケーションおよび指定したログイン名で実行したRDBコマンドに関する情報を出力します。
アプリケーションに関するSQL情報を付加して出力します。
-spオプションが指定された場合、並列クエリに関する情報を付加して出力します。
アプリケーションに関する入出力情報を付加して出力します。
アプリケーションに関する入出力情報を、DSI単位に出力します。
-iaオプションが指定された場合、アプリケーションでアクセスを行ったDSIに関する情報のみを出力します。
-inオプションが指定された場合、DSIが偏在しているRDBシステム名を追加して表示します。
-ianオプションが指定された場合、アプリケーションでアクセスを行ったDSIに関する情報のみ表示し、そのDSIが偏在しているRDBシステム名を追加して表示します。
-inオプションおよび-ianオプションは、ロードシェア運用の場合に指定できます。
指定したプロセスIDのアプリケーションまたはRDBコマンドに関する情報を出力します。
アプリケーションに関するロードシェア運用固有の性能情報を表示します。
本オプションは、ロードシェア運用の場合に指定できます。
各オプションに対応する拡張情報を表示する場合に指定します。
本オプション指定時に表示される情報は、今後追加される場合があります。
XMLアダプタプロセスおよびTextアダプタプロセスに関する情報を出力します。
XMLアダプタプロセスに関する情報を出力する場合は、出力情報種別に“xml”を指定します。
Textアダプタプロセスに関する情報を出力する場合は、出力情報種別に“text”を指定します。
本オプションは、XMLアダプタまたはTextアダプタを使用している場合に指定できます。
アプリケーションのコネクションに関する情報を出力します。
他ノードのRDBシステムからリモートアクセスを行っているアプリケーションおよびRDBコマンドの一覧を表示します。
本オプションは、ロードシェア運用の場合に指定できます。
使用例
ログイン名“i4874”で接続したアプリケーションおよび実行したRDBコマンドの実行状況を出力します。
rdbps -u i4874
ロードシェア運用で他ノードのRDBシステムからリモートアクセスを行っているアプリケーションおよびRDBコマンドの一覧を表示します。
rdbps -R
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
表示項目の見出しと意味
◆オプションに関係なく出力される見出し
Symfoware/RDBに接続してからの経過時間(単位は秒)
モジュール名
RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにADDRESSを指定した場合、または省略した場合
システム内通信のアプリケーション : アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
トランザクションモニタ配下のアプリケーション : データベース名/コネクション名
RDB2_TCP接続のアプリケーション : 接続端末のIPアドレス/コネクション名
RDA-SV接続のアプリケーション : 接続端末のIPアドレス/コネクション名(Solarisの場合のみ表示)
RDBコマンド : RDBコマンド名
ODOS連携のODBCアプリケーション : 接続端末のIPアドレス/データソース名またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名
RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFにNAMEを指定した場合
システム内通信のアプリケーション : アプリケーションロードモジュール名/コネクション名
トランザクションモニタ配下のアプリケーション : データベース名/コネクション名
RDB2_TCP接続のアプリケーション : 接続端末のホスト名/コネクション名
RDA-SV接続のアプリケーション : 接続端末のホスト名/コネクション名(Solarisの場合のみ表示)
RDBコマンド : RDBコマンド名
ODOS連携のODBCアプリケーション : 接続端末のホスト名/データソース名またはアプリケーションのロードモジュール名/データソース名
プロセスID
動作状況
ACT : Symfoware/RDBプロセス内で動作中
INACT : Symfoware/RDBプロセス外で動作中
クライアントプロセス種別
SQL : システム内通信のアプリケーション
SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
TCP/IP : RDB2_TCP接続のアプリケーション
RDA-SV : RDA-SV接続のアプリケーション(Solarisの場合のみ表示)
RDBCMD : RDBコマンド
ODOS : ODOS連携のODBCアプリケーション
ログイン名
◆-sオプションを指定した場合
アプリケーションのアクセステーブル数
トータルのSQL文コンパイル回数 (INSERT/UPDATE/DELETE/SELECT/OPEN/CALL)
通信回数 (通信要求回数/実通信回数)
トータルのSQL文実行回数 (INSERT/UPDATE/DELETE/SELECT/OPEN/CALL)
データ返却通信回数 (データ返却要求回数/実データ返却通信回数)
アプリケーションで使用したメモリ量(単位はキロバイト)
Opl情報 (Opl保持数/Opl保持数の最大値)
ソート域情報 (外部ファイルによるソート使用回数/総ソート使用回数/最大ソート域サイズ(単位はキロバイト))
トータル時間 (コンパイル時間/実行時間/通信時間)
作業テーブル情報 (外部ファイルによる作業テーブル使用回数/総作業テーブル使用回数/最大作業テーブルサイズ(単位はキロバイト))
◆-spオプションを指定した場合
並列指定のSQL文実行回数
(pオペランドを指定した場合のみ表示されます。)
1セションあたりの並列多重度(現在/最大)
(pオペランドを指定した場合のみ表示されます。)
◆-rオプションを指定した場合
デッドロック回数
キーインデックス (インデックスを検索した回数/インデックスを更新した回数)
占有待ち回数
ページ (ページの読込みを依頼した回数/ページの書込みを依頼した回数)
レコード (レコードを検索した回数/レコードを更新した回数)
総占有待ち時間(単位は秒)
◆-iオプションを指定した場合
データベース名.DSI名
デッドロック回数
キーインデックス (インデックスを検索した回数/インデックスを更新した回数)
占有待ち回数
ページ (ページの読込みを依頼した回数/ページの書込みを依頼した回数)
レコード (レコードを検索した回数/レコードを更新した回数)
RDBシステム名
(-inオプションおよび-ianオプションを指定した場合のみ表示)
総占有待ち時間(単位は秒)
◆-eオプションを指定した場合
セションID
トランザクション管理文実行回数(COMMIT文実行回数/ROLLBACK文実行回数)
(Symfoware/RDBが内部で発行したコミットおよびロールバックも含まれます)
(-sオプションを指定した場合のみ表示されます)
トランザクション管理文実行時間(COMMIT文実行時間/ROLLBACK文実行時間) (単位は秒:ミリ秒)
(Symfoware/RDBが内部で発行したコミットおよびロールバックも含まれます)
(-sオプションを指定した場合のみ表示されます)
◆-lオプションを指定した場合
(ロードシェア運用の場合に表示されます)
アプリケーションで使用したメモリ量(単位はキロバイト)
アプリケーションが接続したRDBシステムと当該RDBシステム間でのリモートアクセスのための通信回数
アプリケーションが接続したRDBシステムと当該システム間でのリモートアクセスのための通信データ量(単位はメガバイト)
当該RDBシステムにおけるリモートアクセスのための処理時間
当該RDBシステムに対してリモートアクセスを行ったSQL文の実行回数
ソート用作業域情報
(当該RDBシステムにおける外部ファイルによるソート用作業域使用回数/総ソート用作業域使用回数/最大ソート用作業域サイズ)
RDBシステム名
作業テーブル情報
(当該RDBシステムにおける外部ファイルによる作業テーブル使用回数/総作業テーブル使用回数/最大作業テーブルサイズ)
アプリケーション全体でのリモートアクセスのための通信回数
アプリケーション全体でのリモートアクセスのための通信データ量(単位はメガバイト)
アプリケーション全体でのSymfoware/RDB内部におけるリモートアクセスのための処理時間
アプリケーションで実行したSQL文のうち、リモートアクセスを行ったSQL文の実行回数
◆-xオプションを指定した場合
(出力情報種別に“xml”を指定した場合のみ表示)
XMLデータ解析回数
XMLデータの属性数
XMLデータの要素数
XMLデータ解析時間
XMLデータサイズ
(出力情報種別に“text”を指定した場合のみ表示)
Accela BizSearchインデックスの検索時間
検索結果件数
Accela BizSearchへの依頼回数
◆-cオプションを指定した場合
アクション情報
(常に“-----”を表示)
クライアント情報
(Interstage Application Serverと連携している場合、Webサーバ情報を表示)
(Interstage Application Serverと連携していない場合、“-----”を表示)
モジュール情報
(Interstage Application Serverと連携している場合、IJServer名を表示)
(Interstage Application Serverと連携していない場合、“-----”を表示)
◆-Rオプションを指定した場合
(ロードシェア運用の場合に表示されます)
アプリケーションが接続したRDBシステム名