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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.24 rdbexspc

名前

rdbexspc - データベーススペース、RDBディクショナリまたは監査ログエレメントを作成したローデバイスのSymfoware/RDBからの切離しまたは接続

形式(データベーススペースの場合)

rdbexspc -m { detach | attach [ pmt ] | p }
         -p データベース名.データベーススペース名

形式(RDBディクショナリの場合)

rdbexspc -m { detach | attach | p }
         -z

形式(監査ログエレメントの場合)

rdbexspc -m { detach | attach [ pmt ] | p }
         -audit { ローデバイス名 | ファイル名 }

機能説明

媒体障害が発生したディスクを交換する際、そのディスク上に割り付けられているデータベーススペース、RDBディクショナリまたは監査ログエレメントを作成したローデバイスを、Symfoware/RDBから動的に切り離します。
また、ディスク交換後に、切り離したデータベーススペース、RDBディクショナリまたは監査ログエレメントを作成したローデバイスを動的に接続します。

オプション

-mdetach

データベーススペース、RDBディクショナリまたは監査ログエレメントを作成したローデバイスに対しアクセス禁止状態を設定しSymfoware/RDBから動的に切り離します。
データベーススペースの場合でアプリケーションが使用中のDSIがある場合、データ保全のため使用中のページまたはそのDSIを割り当てている当該データベーススペースの領域(エクステント)に対してアクセス禁止状態を設定します。
本オプションは媒体障害からのリカバリの際、ディスク装置の交換を行う前に当該ディスク装置上のデータベーススペース、RDBディクショナリまたは監査ログエレメントを作成したローデバイスを切り離すために使用します。

-mattach

データベーススペース、RDBディクショナリまたは監査ログエレメントを作成したローデバイスについて、アクセス禁止状態を解除しSymfoware/RDBに動的に接続させます。
データベーススペースをネットワークファイルに割り付けていてディスク装置を交換した場合は、ネットワークファイルのリカバリを行います。
このときデータ保全のため、当該データベーススペースに対して、DSIを割り当てているデータベーススペースの領域(エクステント)ごとにアクセス禁止状態を設定します。
本オプションは媒体障害からのリカバリの際、ディスク装置の交換を行った後に当該ディスク装置上のデータベーススペース、RDBディクショナリまたは監査ログエレメントを作成したローデバイスを接続させる場合に使用します。
また、データベーススペースが割り付けられたローデバイス、ファイルまたはネットワークファイルの容量や属性が変更されている状態および監査ログエレメントを作成したローデバイスの容量や属性が変更されている状態でSymfoware/RDBを起動した場合のリカバリに使用します。

-mattach pmt

データベーススペースまたは監査ログエレメントを作成したローデバイスについて、アクセス禁止状態を解除しSymfoware/RDBに動的に接続します。
本オプションは、ディスク装置の電源が未投入の状態でSymfoware/RDBを起動した場合のリカバリに使用します。

-mp

データベーススペース、RDBディクショナリまたは監査ログエレメントを作成したローデバイスが割り付けられているローデバイス名、ファイルの絶対パス名またはネットワークファイルの絶対パス名を表示します。

-p データベース名.データベーススペース名

処理を行うデータベーススペース名を指定します。

-z

RDBディクショナリの処理を行う場合に指定します。

本オプションは、Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合に指定できます。

-audit ローデバイス名

監査ログエレメントを作成したローデバイス名を指定します。

-audit ファイル名

監査ログエレメントを作成したファイル名を指定します。

使用例

例1

データベーススペース名指定で、データベーススペースの接続を行います。

rdbexspc -mattach -p 在庫管理DB.DBSP_1
例2

RDBディクショナリを切り離します。

rdbexspc -mdetach -z
例3

監査ログエレメントを作成したローデバイスを切り離します。

rdbexspc -mdetach -audit /dev/rdsk/c0t3d0s5

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

注意

表示項目の見出しと意味

Database

データベース名

Database space

データベーススペース名

Device

データベーススペースが割り付けられているローデバイス名、ファイルの絶対パス名またはネットワークファイルの絶対パス名