Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - V12L11 - Windows版/Windows for Itanium版 -
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第3部 使用手引> 第7章 コンソール

7.3 モニタ表示

モニタ表示では、今現在の、システム全体の状況を把握することを目的とした、代表的な情報を表示します。

以降でモニタ表示について説明します。

7.3.1 モニタツリ説明 

モニタツリーは以下のように段階的に表示されます。

段階

説明

Topツリー

モニタ表示を選択した初期段階での表示状態です。

ツリーのrootであるMonitorから、システムグループまでが表示されます。

システムグループのノードを選択すると、システムグループツリーに切り替わります。

システムグループツリー

システムグループから、その対象で表示可能なモニタ、および配下のProxy ManagerとAgentまでが表示されます。

先頭には前段階のツリーに戻るBackノードが表示されます。

Proxy ManagerまたはAgentノードを選択すると、Proxy ManagerツリーまたはAgentツリーに切り替わります。

Proxy Managerツリー

Proxy Manager またはAgentから、その対象で表示可能なモニタ全てが表示されます。

先頭には前段階のツリーに戻るBackノードが表示されます。

Agentツリー

ツリーを構成するノードは、以下のアイコンで表示されます。

アイコン

意味

モニタ表示(ツリーのroot)および各モニタを表します。

前段階のツリーに戻ることを表します。

情報をまとめて格納するフォルダを表します。

システムグループを表します。

Proxy Manager, およびAgentなどの、単体のサーバを表します。

7.3.1.1 モニタツリーのリロード

モニタツリーのリロードを行うには、目的に応じて以下の方法があります。

目的

方法

初期リロード

モニタタブを選択することで、モニタツリーを初期状態でリロードすることができます。

システムグループやProxy Manager、Agentツリーのリロード

システムグループやProxy Manager、Agentのツリーが表示されている場合、その対象のノードを選択することで、ツリーの階層を移動せずにリロードすることができます。

7.3.2 基本的な操作方法 

左側のモニタツリーで表示対象のモニタを選択することで、右側にモニタコンテンツが表示されます。

コンテンツ作成中は、ステータスバーに「現在コンテンツを作成中です.」とのメッセージが表示されます。

当メッセージ表示中は、更新および自動更新ボタンの操作はキャンセルされます。

7.3.2.1 更新/自動更 

モニタは最新情報への更新や、自動更新を行うことが可能です。

その際には以下のオプションが指定できます。

オプション

説明

範囲

モニタの表示範囲を、現在から遡って何時間表示するかを選択します。

選択可能な表示範囲は以下です。

  • 1, 2, 4, 8, 12, 18, 24時間

デフォルトでは2時間です。

(自動更新)間隔

自動更新を行う場合の更新間隔を選択します。

選択可能な更新間隔は以下です。

  • 1, 3, 5, 10分

デフォルトは10分です。

なお、コンテンツの表示が更新間隔に間に合わなかった場合、その回の更新は実行されずに次の回までスキップします。

これらのオプションは、何度も同じ指定を行う必要が無い様に、一度指定して表示を行うと、別のモニタに移った場合にも継承されます。

複数のコンソールを開き、種類の異なるモニタを同時に表示して、異なる自動更新間隔で参照したい場合などは、Internet Explorerをお使いであれば、別途スタートメニューからInternet Explorerを起動することで、異なるオプションを指定することが出来ます。コンソールのツールバーから新規コンソールを開いた場合は、開いた親のオプションが継承されます。

7.3.2.2 対象をドリルダウンで開 

モニタコンテンツを表示すると、右上に「対象をドリルダウンで開く」というリンクが表示されます。

このリンクを選択することで、モニタで選択されている対象が、ドリルダウンで選択された状態でコンソールを開くことができます。

これにより、モニタで問題が見つかった対象のドリルダウンを、すばやく開くことが可能です。

7.3.3 コンテンツに関する操作方法 

表示されたモニタコンテンツに関しての操作方法を説明します。

■テーブルのソート

モニタコンテンツに表示されたテーブルの、任意のカラムのヘッダ部分を選択すると、選択したカラムをキーにテーブルをソートすることができます。

ソートは昇順/降順でトグル動作します。

7.3.4 モニタの種

モニタには以下が用意されています。

また、そのモニタの表示対象での使用可否を示します。

(SG:System Group, PM:Proxy Manager, Agt:Agent)

SG

PM

Agt

モニタ名

概要説明

 

UserResponseMonitor

エンドユーザレスポン情報サマリ

  • エンドユーザレスポンストップ5

 

ServiceAvailMonitor

サービス稼情報サマリ

  • HTTP/DNS/SMTP/PORTサービス稼動状況(色分け表示)

 

WebTrnMonitor

Webトランザクション情報サマリ

  • リクエスト数トップ5
  • トラフィック量トップ5

 

ServerMonitor

サーバ性情報サマリ

  • CPU使用率トップ5
  • 空きメモリ容量ワースト5
  • ディスクI/O回数トップ5

 

Interstage(EJB)Monitor

Interstage Application Server(EJB)性能情報サマリ

  • EJBアプリケーション 最大要求処理時間トップ5
  • 処理待ち要求数トップ5

 

Interstage(TD)Monitor

Interstage Application Server(TD)性能情報サマリ

  • オブジェクト 最大要求処理時間トップ5
  • 処理待ち要求数トップ5

 

Interstage(CORBA)Monitor

Interstage Application Server(CORBA)性能情報サマリ

  • インプリメンテーションリポジトリID 最大要求処理時間トップ5
  • 処理待ち要求数トップ5

 

Interstage(IJServer)Monitor

Interstage Application Server(IJServer)性能情報サマリ

  • JavaVMの現在ヒープ使用量の最大値トップ5

 

SymfowareMonitor

Symfoware Server性能情報サマリ

  • バッファヒット率ワースト5
  • SQL回数トップ5

 

OracleMonitor

Oracle Database Server性能情報サマリ

  • バッファヒット率ワースト5
  • 占有待ち回数トップ5

 

OperationMgrMonitor

Systemwalker Operation Manager性能情報サマリ

  • ジョブ多重度の推移
  • 実行待ちジョブ数推移

 

TcpNetworkMonitor

Systemwalker Resource Coordinator(Network)性能情報サマリ

  • 伝送路(隣接含む)トラブルトップ5

 

StorageMonitor

Systemwalker Resource Coordinator(Storage)性能情報サマリ

  • READ 最大レスポンスタイムトップ5
  • WRITE 最大レスポンスタイムトップ5
  • 最大Disk使用率

 

UserDataMonitor

ユーザデー情報

 

ZoneMonitor

Solaris Zone性能情報サマリ

  • CPU使用率トップ5
  • メモリ使用率トップ5

Solarisゾーンをプロセッサセットにバインドして使用している場合、CPU使用率は、プロセッサセット単位に100%となります。

 

 

ZoneStackMonitor

Solaris Zone性能情報トップ5積み上げグラフ

  • CPU使用率トップ5積み上げグラフ
  • メモリ使用率トップ5積み上げグラフ

Solarisゾーンをプロセッサセットにバインドして使用している場合、CPU使用率は、プロセッサセット単位に100%となります。

CPU使用率の積み上げグラフを参照するには、プロセッサセット単位のシステムグループを作成する必要があります。

 

 

ZoneStackMonitor(All)

Solaris Zone性能情報全表示積み上げグラフ

  • CPU使用率全表示積み上げグラフ
  • メモリ使用率全表示積み上げグラフ

Solarisゾーンをプロセッサセットにバインドして使用している場合、CPU使用率は、プロセッサセット単位に100%となります。

CPU使用率の積み上げグラフを参照するには、プロセッサセット単位のシステムグループを作成する必要があります。

システムグループのモニタは、システムグループに登録されたProxy ManagerおよびAgentの情報をまとめて表示します。

なお、これらのモニタは、表示対象で表示可能なものだけがツリー表示されます。

実際には存在していても、正しく構成情報が取得されていないものは、ツリーに表示されません。

モニタ表示で表示される情報の詳細については、「2.4 Manager」および「第23章 データフォーマット」を参考にしてください。


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