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PRIMECLUSTERGlobal File Services  説明書 4.3

13.3.2 ファイルシステム単位のリストア

  dd(1) を使用して、バックアップテープに保存された各パーティションをディスク上へ戻します。

注意

  リストア先のパーティションのサイズは、バックアップ元のパーティションのサイズと同じでなければいけません。異なる場合、dd(1) の実行は成功しますが、リストア先のパーティションを GFS 共用ファイルシステムとして使用することはできません。

  リストアを実施する前には、対象となる GFS 共用ファイルシステムを使用する全ノードでファイルシステムをアンマウントしてください。

  dd(1) はマルチテープボリュームをサポートしていません。分割バックアップしたテープからリストアする際には、dd(1) の bs および count パラメタは必ずバックアップ時と同じ値を指定してください。また、seek はバックアップ時の skip と同じ値を指定してください。

  例) 以下は 1 ギガバイト単位に分割バックアップしたテープをリストアする例です。

# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 bs=1024k count=1024 <Enter>  <- テープ1
  テープ交換
# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 bs=1024k count=1024 seek=1024 <Enter>  <- テープ2
  テープ交換
# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 bs=1024k count=1024 seek=2048 <Enter>  <- テープ3
  テープ交換
# dd if=/dev/st0 of=/dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 bs=1024k count=1024 seek=3072 <Enter>  <- テープ4
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