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PRIMECLUSTERGlobal File Services  説明書 4.3

11.2.4 マウント

  GFS 共用ファイルシステムを使用するには、使用するすべてのノードでマウントを行います。

  全ノードマウントは、sfcmntgl(8) で行います。これらのコマンドは対象の GFS 共用ファイルシステムを利用可能ないずれかのノードで実行してください。

  1 ノードだけでマウントを行う場合は、sfcmount(8) でマウントできます。

  sfcmntgl(8) を実行すると最初に MDS 配置ノードで sfcfsd と MDS が起動します。その後に共用するすべてのノードでマウントが行われます。

注意

  /etc/fstab にエントリが記述されていない場合にはマウントが失敗します。また、sfcmntgl(8) および sfcmount(8) には、マウントオプションを指定できません。sfcmntgl(8) および sfcmount(8) 実行時に /etc/fstab の mount options に書かれたものがマウントオプションとして使用されます。

11.2.4.1 全ノードマウント

  全ノードマウントするには、sfcmntgl(8) を使用します。対象ファイルシステムの共用ノード範囲のいずれかのノードで行います。

参照

  sfcmntgl(8) の詳細については、本書の sfcmntgl(8) を参照してください。

  以下に、全ノードマウントをする方法を示します。

  一部のノードでマウントに失敗した場合は、失敗したノード名が報告されます。

11.2.4.2 マウント

  対象とするファイルシステムを特定のノードだけマウントするには、sfcmount(8) を使用します。対象ファイルシステムの共用ノード範囲でマウントを行いたいノードで行います。

注意

  MDS を配置しないノード上での GFS 共用ファイルシステムのマウントは、1つ以上の MDS 配置ノード上でのマウントより後に実行するか、sfcmntgl(8) を使用して、MDS 配置ノード上でのマウントと同時に実行してください。MDS を配置しないノード上で先にマウントすることはできません。

参照

  sfcmount(8) の詳細については、本書の sfcmount(8) を参照してください。
  sfcmntgl(8) の詳細については、本書の sfcmntgl(8) を参照してください。

  以下に、対象ノードで対象ファイルシステムをマウントする方法を示します。