ここでは、以下の操作を行う場合に注意すべき点について説明します。
ノードの起動と停止
Cluster Admin View (GUI) による Cluster Foundation (CF) の起動と停止
ノードを起動する場合は、以下の点に注意してください。
MDS を配置しないノードは、1つ以上の MDS 配置ノードと同時に起動するか、1つ以上の MDS 配置ノードを起動した後に起動してください。
ただし、クラスタ内のすべてのノードを停止した後に、一部のノードを起動した場合、すべてのノードがクラスタに参入するまで、それぞれのノードの起動を保留することがあります。このような場合は、残りのノードを起動するか、または“C.3.4 sfcfrmd デーモンが起動しない場合の対処”に従って、ノード起動の保留を解除してください。
ノードを停止する場合は、以下の点に注意してください。
ノードを停止する前に、停止するノード上で GFS 共用ファイルシステムにアクセスしているアプリケーションをすべて停止してください。
MDS を配置しないノード上で GFS 共用ファイルシステムがマウントされている場合、MDS が動作しているすべてのノードを停止してはいけません。MDS が動作しているすべてのノードを停止すると、MDS を配置しないノードにおいて GFS 共用ファイルシステムが閉塞します。
プライマリ MDS が動作しているノードを含む複数ノードを停止する場合、プライマリ MDS が動作しているノードを最後に停止してください。プライマリ MDS が動作しているノードを先に停止すると、ノードの停止に時間がかかる場合があります。
参考
GFS 共用ファイルシステムの共用ノードをすべて停止する場合、ノードを停止する前に、sfcumntgl(8) により、すべてのノード上で GFS 共用ファイルシステムをアンマウントしておけば、ノードの停止順序を考慮する必要はありません。
GUI により CF を起動する場合は、以下の点に注意してください。
MDS を配置しないノードの CF の起動は、1つ以上の MDS 配置ノードの CF の起動より後に行ってください。MDS を配置しないノードの CF を先に起動した場合、GFS 共用ファイルシステムのマウントに失敗します。
ただし、クラスタを構成しているすべてのノードで CF を停止した後、GUI により CF を起動する場合は、まず、“12.6 GFS 共用ファイルシステムを利用している環境で GUI から CF を起動する手順”に従ってください。
GUI により CF を停止する場合は、以下の点に注意してください。
MDS を配置しないノード上で GFS 共用ファイルシステムがマウントされている場合、MDS が動作しているすべてのノードの CF を停止してはいけません。MDS が動作しているすべてのノードの CF を停止すると、MDS を配置しないノードにおいて GFS 共用ファイルシステムが閉塞します。
プライマリ MDS が動作しているノードを含む複数ノード の CF を停止する場合、プライマリ MDS が動作しているノードの CF を最後に停止してください。プライマリ MDS が動作しているノードの CF を先に停止すると、CF の停止に時間がかかる場合があります。
参考
GFS 共用ファイルシステムの共用ノードの CF をすべて停止する場合、CF を停止する前に、sfcumntgl(8) により、すべてのノード上で GFS 共用ファイルシステムをアンマウントしておけば、CF の停止順序を考慮する必要はありません。