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Symfoware Server V10.0.0 アプリケーション開発ガイド(共通編)

8.3 表に別名を用いてデータを操作する

列名を表名で修飾して指定するときに、表名のつづりが長いとそれぞれの列の記述が大変です。表式の指定では、表に別の名前を付けてデータ操作ができます。この名前を“相関名”と呼びます。相関名の指定例を以下に示します。

図8.3 複数の表を関連づけて操作する例”の問合せ指定で、列名の修飾に相関名を使用した例です。この問合せ指定の結果は“図8.3 複数の表を関連づけて操作する例”と同じです。

  SELECT T1.取引先, T2.製品名, T1.発注数量

         FROM  在庫管理.発注表  AS  T1,  在庫管理.在庫表  AS  T2
                     (1)            (2)          (1)          (2)

         WHERE T1.取引製品 = T2.製品番号 

(1) 表名

(2) 相関名

この例では、発注表に“T1”という相関名、在庫表に“T2”という相関名を指定しています。そして、列名の修飾には、それぞれの相関名を使用しています。相関名は、指定したSQL文の中でだけ有効です。また、表名に相関名を指定した場合、列名の修飾には相関名を使用することが必要です。列名の修飾に元の表名は使用できません。