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Symfoware Server V10.0.0 アプリケーション開発ガイド(共通編)

1.2.2 マルチRDB運用のコネクション

Symfoware/RDBでは、ローカルアクセスを行うとき、複数のSymfoware/RDBの動作環境を作成して運用することができます。

このような運用形態を、マルチRDB運用といいます。

アプリケーションを利用して、ローカルアクセス時に異なるSymfoware/RDBに接続する場合は、データベース名にシステム名を付けて指定します。

EXEC SQL CONNECT TO 'rdbsys2.DB01';

CONNECT文を複数記述することによって、複数のSymfoware/RDB環境に接続することができます。以下に例を示します。

図1.21 マルチRDB運用のコネクション

アプリケーションをマルチRDB環境で利用する

システム名を省略した場合は、環境変数RDBNAMEで指定したものが有効となります。以下に例を示します。

環境変数での指定例

SolarisSolarisの場合

  • Cシェルで指定する場合

    setenv RDBNAME rdbsys1
  • bash、Bシェル、Kシェルで指定する場合

    RDBNAME=rdbsys1; export RDBNAME

LinuxLinuxの場合

  • TCシェルで指定する場合

    setenv RDBNAME rdbsys1
  • bashで指定する場合

    RDBNAME=rdbsys1; export RDBNAME

WindowsWindows(R)の場合

set RDBNAME = rdbsys1

図1.22 マルチRDB環境におけるアプリケーションの利用